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004_巷でMBTI診断と言われているもの
ラジオの放送の中で余談として取り上げたMBTIについて、noteでも触れておきたいと思います。
ラジオ放送のアーカイブはこちら
小学校高学年から高校生くらいまでの世代で2021年ごろから子供たちが「MBTI」と呼んで流行っている性格診断テストがあります。
子供たちはTikTokやInstagramのリール動画などを通して知り、無料で診断できる16personalitiesというサイトで診断を受け、お互いの性格の違いや自分の性格の傾向について、共通言語として話をしています。
子供たちがMBTIと呼んでいるそれは、正確には、NERIS Type Explorer ®で、ユングのタイプ論をもとに開発されたMBTI(Myers Briggs Type Indicator)とは異なるものです。
それは、一般社団法人日本MBTI協会のホームぺージにも掲載されています。
また、16personalitiesのサイトにも、開発の経緯や信頼性に関するFAQのぺージに掲載されています。
誤解されたまま「MBTI」という言葉がどんどん拡散していったことで、多くの方がNERIS Type Explorer ®をMBTIだと思っていらっしゃるという事なんですね。
どちらも人の性格を決めつけるためのものではありませんし、自分や相手の性格の傾向を知るための1つのヒントだと思って使えば何ら問題はありません。
でも娘から時折発せられる「私は〇〇っていう性格だからそれは向いていない」などと、性格診断をもとに、少しストレッチが必要な目標にチャレンジをすることを避けたり、新しい可能性を広げる機会を選択しない、という場面を見ていて、不安になることがあります。
子供たちが、それぞれの診断の違いや開発の経緯や目的を知らずに、安易に自分や友達の性格を判断したり、自分の選択肢を狭めてしまったり悲観してしまう事のないように、キャリアコンサルタントとして、親として、子供たちの情報リテラシーを上げていくことの大切さを感じました。