器の大きい人と小さな人の違い
年を取ると普通は性格が丸くなるもの。
それは年を取るごとに、たくさんの経験があるからです。
「自分も同じような経験したなぁ」と感じ、失敗した人などに対して優しい気持ちを持てるようになります。
では、器の大きい人に共通する特徴にはどのようなものがあるでしょうか。
また、逆に器の小さな人にはどのような特徴があるのでしょうか。
器の大きい人の特徴
1.器の大きい人は自分の言葉に責任を持っている
器の大きい人は、自分の言ったことに責任を持ちます。
もしそれで失敗をしたとしたら、その結果に対しても責任を持ち、最善の解決策を探します。
言いっ放しにせずに、言ったことも結果も全部受け止める。これは器が大きいからこそできることです。
2.非を認めることができる
人は器が大きい自分の間違いを認めることって、普通はなかなかできませんよね。
でも、器の大きい人は自分が間違っていれば間違っていたとはっきりと認めます。仕事の駆け引きとして認められない時は別ですが、そうでなければ「間違いは間違い」としっかり受け止めます。
潔く自分の非を認める。これも器が大きくないとできないことです。
3.他人の失敗を許すことができる
他人が失敗してもそれを許し、そして一緒に打開策を考えることができる人は、やはり器が大きい人です。
誰だって他人のミスを被りたくはありません。他人のミスに巻き込まれたら、文句を言う人が大半でしょう。
でも、器の大きい人はそこで文句を言わずに、最善の方法を考えます。失敗を許すことができる心の広さを持っているのです。
4.他人の言葉を否定せずに受け止める
誰だって自分を否定されれば気分を害するものです。
器の大きい人は、相手を否定するとその人が気分を害するということをちゃんと理解しています。その上で、例えどんなに変なことを言っていたとしても、相手を否定することはしません。
相手に何かを言われたとしても、いったんはそれを受け止める。それが器の大きい人に見られる行動です。
5.些細な事に目くじらを立てない
器の大きい人は些細な事に目くじらを立てたりはしません。
他人と自分との考えが違うのは当たり前であり、人が関わる以上トラブルが起きることも折り込み済みなのです。
小さなことでは一喜一憂せずに自分のペースを大切にする。器の大きい人にはそんなところがあります。
6.全体像を見て判断することができる
器の大きい人は物事を判断する時に全体像を見て判断します。
そのため、問題点に早く気づきますし、トラブルが起きても対処がスムーズです。また、全体像を見るからこそ、些細なことが気にならず、周りとの軋轢も生みません。
広い視野を持っている存在。それが器の大きい人の特徴です。
7.何事に対しても余裕がある
人は器が大きい器の大きい人は基本的に何事に対しても余裕があります。些細な事では動じませんし、どんな時でもどんと構えて頼りがいがあります。
でも、何も考えていないわけではありません。不測の事態が起きた時のために幾つものケースを考えているからこそ、心に余裕が持てるのです。
次に、器の小さい人の特徴についてみていきましょう
器の小さい人の特徴
1.批判的精神が強い
人の批判や物事に対する批判をよくする人は、器が小さいといえます。
器が小さい人は、自分に自信がないのにプライドだけは高く、自慢話が多い傾向にあり、自分の価値観でしか物事を見れずにいます。
彼らは他人を批判することで「自分はこいつより立場が上」という優越感に浸りたいのです。何かと言いがかりをつけて、あれはダメ、これもダメと却下していく態度をしてしまいます。
批判した本人は相手を負かした気持ちでスッキリしているかもしれませんが、言われた方はストレスを浴び続けてしまいます。
そこに気づけないのも、器の小さい人の特徴です。
2.人の失敗を忘れない
人間誰でも1つや2つの過ち、失敗というのはつきものですよね。
「あいつはあのときミスったから」と、いつまで経っても忘れていない人は、間違いなく器の小さい人です。
大きな失敗ではなく、小さな失敗を事細かに覚えているのがポイントです。
本人や周囲すら忘れていることを、いつまでもネチネチと言ったり、しっかり覚えて伝えたりするというのは、厄介な存在であることに間違いありません。
3.きっちり割り勘するケチっぷり
女性とのデートでご飯を食べに行き、奢ったり割り勘だったりするときってありますよね。会計をするときに、その人の人柄が垣間見える瞬間になります。
会計時に「この前お世話になったから、今日は奢るよ」「あ!大きいのしかないや、小銭だけお願いしてもいい?」と言える男性は、器が大きい証拠です。
ですが、器が小さい人は奢らず割り勘にしようとします。
大雑把になんてできません。1円でも誤差があることは許されないのです。
女性も、奢られて当然とまでは思っていなくても、きっちり割り勘を強いられるのは、一気に気持ちが冷める瞬間でもあるのです。
4.目下の人への態度がでかい
自分より立場が上の人にはペコペコしますが、後輩や部下などには態度がデカイとなれば、まぎれもなく器の小さい人です。
たとえば飲食店でも、「お客様」であることを全力でアピールし、何をしても許されるというデカイ態度をとってしまいがちです。
少しでも料理が遅れたり、他の客の注文と間違えて持ってきたりした場合「お前つかえねぇな」「こっちは客なの!金払ってんだからしっかりやれよ!」となります。
5.小さなことですぐイライラする
「器が小さい=心の余裕がない」といえるので、小さなことでもすぐにイライラしてしまいます。
人は自分に余裕がないと、些細なことでもイライラしたり八つ当たりしてしまいがちです。
本人はイライラを隠しているのかもしれませんが、周囲には丸分かりだったりします。そのときに「怒ってる?」と聞こうものなら「怒ってない!」と怒鳴るのも特徴です。
だからといって、そっとしたらしたで「なんで心配して声かけてくれないわけ!」となるので、厄介です。
6.何事も損得勘定で動く
器の小さい人は、何事も損得勘定で動きます。自分にメリットがなければ、人のために動くことは一切ありません。
たとえば、社員一丸となってプロジェクトを進めていけば、それは会社にとって大きなメリットになりますよね。でも、器の小さい人は自分だけのメリットに固執しているところがあります。
そのため、社員一丸となって皆で頑張ろう!というものには参加したがりません。
「自分がやらなくても誰かがやってくれる」「頑張っても自分だけの利益にはならない」という考えなのです。
7.言うだけ言って行動しない
自分の発言に責任を持って、有言実行できる人は器が大きいのですが、有言不実行なのが器の小さい人の特徴です。
口先だけで、何も行動しようとしない人は「あいつはどうせ口だけ」と言われてしまいがちです。言うのは簡単で誰にだってできますよね。ですが、それを行動で示していかなければ信頼は得られません。
言うだけ言って、具体的な行動をせず「俺そんなこと言ったっけ?」となる人は、徐々に信頼を失ってしまいます。
器の大きな人は周囲の人から信頼されたり、モテる!
器の大きな人というのは、基本寛大で何事も大きくとらえて、受け止めてくれるのです。損得で動くこともしませんし、自分自身の非をしっかり認め、次から注意しつつ力にしていくものを持っています。
「自分はどうせ器が小さい…」と諦めるのではなく、その器を大きくするための努力をしましょう!
努力なしでは人は成長しません。誰かの支えを拒むのではなく、しっかり受け止めて感謝していけば、あなたも器の大きな人間になれます。
自分はどうして器が小さくなってしまったのか、その原因を考えていくのもいいでしょう。もしかしたら、何か心理的原因があるのかもしれません。
他人の細かい失敗を根に持つのではなく「人間ミスはつきものだよ、誰しもたまにやらかすし」と優しく受け止めていくことからはじめてみてください。
たくさんの経験を積み上げて、「モテる器の大きい人間」になりましょう。