自分が多くのものを持っていることに感謝する
自分の欲しいものが手に入らないと不満を感じることがよくある。
「人生は不公平だ」と思うからだ。
そして周囲を見回すと、自分の持っていないものを持っている人たちがいることに気づき、「自分は損をしている」と感じるのである。
この問題には完璧な解決法がある。
それは、感謝の気持ちを持つことだ。
ゆったり座って自分の周囲を見回そう。
ほとんどの人は便利で素晴らしいものに囲まれて暮らしている。
なのに、その生活にすっかり慣れてしまっているので、取り替える必要が生じない限り、そのことについて真剣に考えないのである。
心の中で感謝すべきことをリストアップするといい。
家庭、家族、友人、衣服、食料、健康、仕事から始めて、暮らしを便利にしてくれているものについてひとつずつ考えてみよう。
誰もがそれを持っているわけではないから、もし自分がそれを持っているなら、あなたはそのことに感謝すべきだ。
感謝の対象は、必ずしも有形のモノとは限らない。
どこにいようと、周囲を見回せば感謝の対象が必ず見つかるはずだ。
雄大な夕日、うららかな一日など、いくらでもある。
感謝の気持ちを常に抱くことを心がければ、所有物の多い少ないにかかわらず、自分がいかに恵まれているかが実感できるはずだ。
自分の周囲の有形無形のものに目を向け、
それらに恵まれていることに感謝すれば、
人生への不満は消える。