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【観た/2024年17本目】映画「ゴールド・ボーイ」観ました。

【観た/2024年17本目】映画「ゴールド・ボーイ」観ました。


【感想】
サスペンスに必要なものを十二分に詰め込んで、さらに飽和。想像の上、確かに!!

まずストーリーだったり、脚本だったり。
原作は中国のサスペンス小説とのこと。
サスペンスの王道を行くスピード感、ヒントを与えすぎない絶妙な台詞の量。
伏線の貼り方、破綻のさせ方、ともに想像以上。
さらには沖縄の風土、社会性も織り交ぜる、深みの持たせ方。
超一級の脚本といえるでしょう!

さらに演出演技。
まずは岡田将生さん、もうこの役はまるで当て書きされたかのようにピタリ。
「いやな感じの色男」を演じさせたらまずは外さない、仕上がりの良さはすでに担保。
さらには子役三人、その中でも羽村仁成さん!
周りを主演級の俳優陣に囲まれながら、すべてを喰らい尽くす、台詞回しの巧みさ、表情の殺し。
完全なるライジングスター。
この発見だけでも鑑賞に意味を持たせています。

さて。
お話の本筋は語るも無粋なので避けますが、、。
気になるというか、完全に狙ったであろう冒頭の教室のシーンの音作り。
沖縄という、独特だが、間違いなく日本社会の縮図を見事にワンシーンに閉じ込めていました。
ストーリーの荒唐無稽さがまるで隣人の出来事まで引き寄せられ、畏怖を感じました。

サスペンスだけでなく、社会性も撮りきった。
血の味のするもまた考えさせるものがあった、今年を代表する傑作でした。

【評価・つけるとすれば】
4.4です。

ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です

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