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[OldCityBoy的「映画」考察] グランド・ブダペスト・ホテル(2014) ➡"シャイニング"に"チャーリーとチョコレート工場"を混ぜてお洒落なブラックコメディにしてみました映画
POPEYEを目を皿にして読んでいる妻から見てほしい、と言われて年末年始にみてみました。
ミクスチャー(色々混ぜた)映画で、映画の冒頭でそんな映画であることを自ら宣言しています。
ということで色々混ぜてますが、ベースは"シャイニング"と"チャーリーとチョコレート工場"ですかね。
やってみたかったことは、
"シャイニング"をお洒落なブラックコメディにしてみる
でしょうが、具体的に、
絵を左右対称にして人間に違和感や緊張感を与える"シャイニング"の手法に、"チャーリーとチョコレート工場"な色合いと間を混ぜて、超絶怖い"シャイニング"をお洒落なブラックコメディにしてみました、
な映画に見え、なんてことないストーリーなのですが、その落差がなぜか面白く感じる要因と思われます。
あと、緊張感が半端ない"アルカトラズからの脱出"も混ぜ混ぜ、かつ、お洒落にアレンジしていますが、興味がある方は見て比較されてもいいかもしれません。
もちろんその他も混ぜ混ぜており、個人的には、監督の、分かる人には分かるよね?、とか、どこまであなたは分かりました?、なオタク的な意地悪も若干感じるところがあります…(ブラックなところはお洒落さで功名に隠してますが。)
ちなみに、妻から、監督のウェス・アンダーソン本人の画像を、
ほら、お洒落でしょ!
な無言の圧と共に見せられましたが、ぱっと思いついたのがウディ・アレンとBECKでした。
特にBECKに関してはミクスチャー音楽の元祖みたいな人なので(そしてものすごいお洒落)、このようなクリエーションをする人は、このような容貌になりがちなのかもしれません。
で、上記なことを妻に語ると、なるほど~、との回答で、
えぇ、そんなことも意識せず見てたの~!、
と心の中で叫びましたが、自身の映画の見方はもはやどうもマジョリティではないらしい…、と自信にもなったので、なるべく週1で映画考察を上げらればと思います。