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[理系による「ファッション」考察] New Balance人気のクロニクル、と、コーディネートのやり方について
Made in USAモデルは3万円を超えるものがあるにもかかわらず、ここ数年、皆さんが履かれている姿をほんとうによく見るので、ファッション的なクロニクルを含めてコーディネートのやり方を記載しますね。
自身が初めてNew Balanceを知るきっかけになったのは、ファッション雑誌でスニーカーとしてはありえない高価な金額で紹介してあったことです。多分、そのころは大学生だったような記憶があるのですが(20年以上前の話です)、そもそも何がそんなにいいんだ!?どこがお洒落なんだ!?、と思っていました。
で、New balanceのスニーカーをファッションアイテムとして明確に定義したのは、自身の記憶だと、恐らくUnited Arrowsの栗野博文さんかな、と思います。スーツにスニーカーを合わせる、というスタイルを提案され、なるほど!こう履けばお洒落になるのね!、と自身もそのスタイルを試みました。
が、どうやっても栗野さんみたいにならず、ダサくなってしまうのです…。うまくいき始めたのは35歳を過ぎたくらいからで、それまでうまくいかなかった理由は下記かなと思っています。
1.そもそもスーツを着慣れていないので、スーツ姿がお洒落になっていない。
2.New Balance自体がかなりボリュームのある靴なので、スーツのパンツは丈を短くして靴全体が全部見えるようにするか、太めのパンツで裾が靴にうまくかぶさるようにして、全体のバランスを整えないとお洒落にならない、ことに気づけなかった。
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うまくコーディネートできてからは、難易度の高いお洒落ができていることがうれしくてうれしくて、積極的に購入して、色々なコーディネートに挑戦していました。
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が、年齢を重ねると、スニーカーでさえ足に合わないモノがでてくる、というとても残念な症状に至り、今ではかなり処分しました…
ただし、990シリーズ(初代を含む)と1300だけは足に合い、今も現役で活躍してくれてます。
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話をクロニクルに戻して、現在のNew Balance(特に990)の人気は、恐らく"スタイリスト私物"から始まったと認識しており、その後、コロナでNew Balanceの工場がマスク生産を一時的に始めたことで990が市場に出回なくなり、その需要と供給のバランスがずれることで希少性が増し、さらに人気が高まり、そんな時にクリエイティブディレクターにテディ・サンティスを起用したことで、さらにファッションとしてのブランド認知に成功し、現在の状況に至る、な認識です。
ただし、最近の自分は、皆があまりにも履いていると別物を履きたくなる・皆と一緒じゃつまらない、というあまのじゃく精神がむくむくと起き上がってきております。(かといって、New Balance以外の解はまだ見つかっておりませんが…)
そんな時に、数年前からcomme des garcons homme plusがナイキとコラボしていることはちょいちょい気にはなっていたのですが、相変わらず流行には全く流されない反骨精神一杯のギャルソンでした、のオチで今回は終わろう思います。
(上に載せたの写真は自身(と妻)の下のインスタにありますので、ご興味のある方は閲覧していただけると嬉しいです。)