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[理系による「ファッション」考察] 9月に最も適する、Tシャツを2枚重ねて着る行為
オーバーサイズの流行りにより、Tシャツの下にTシャツを着る、いわゆる"重ね着"、が特に意識されることはもはやないと思いますが、実は、Tシャツを2枚重ねて着る行為、は90年代終わりに藤原ヒロシが発見した新しい服の着方なのです。
当時読んだ雑誌の記憶をたどると、
海外にて、Tシャツ1枚では寒く、かと言って長袖シャツを着るほどではない、そんな時、Tシャツをもう一枚着てみるとちょうどよかった、
とあった記憶がありますが、
その当時の藤原ヒロシのファッションにおける影響力はすさまじく、プロデュースしたGOOD ENOUGHは、今で言うSupremeのようなもので、店舗前には常に行列ができており、服自体はプレミアムがついて売値以上に高額で売買されており、まさにファッション業界のカリスマでした。
そんな藤原ヒロシが発案したTシャツの重ね着が流行らないわけがなく、自身も当時、暑い中、我慢して2枚Tシャツを着ていた記憶があります。
ただ、当時の、重ね着、は単に2枚Tシャツを着れば良いわけではなく、内側のTシャツの首・袖・裾をちょっと出してアクセントにする、がファッションの最先端でした。具体的には、下記のてっちゃんな感じです(インナーがポロシャツで、厳密には違いますが)。
ポイントとなるのは、首・袖・裾のちょい出し、で、出せばいいってもんでもなく、ちょっとだけ出すのがオシャレ!、な時代で、その微妙なバランス感覚を出すには、同じブランド・同じサイズのTシャツを2枚買う必要がある!、と気付いたころにはブームが終わっていたことをこの記事を書きながら思い出したのですが、実はTシャツを2枚着る行為は、上記以外にも良いところがありました。
それは、ガリガリな体系を隠せる!、です。
当時の自分は、食費を削ってでも洋服代に充てる!、な洋服狂魂にあふれており、結果、身体はガリガリでTシャツがあまり似合わなかったのですが、Tシャツを2枚着ることにより、ガリガリ体系をうまく隠せていたことは事実です。
で、この歳になって筋肉的な衰えとともにTシャツが似合わない状況になりつつ中で、Tシャツを2枚着る、という行為は非常にありがたいコーディネート方法になっております。
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9月に入り、少しずつ涼しくなっているのを感じるこの頃ですが、Tシャツの重ね着はこの時期に一番マッチしたコーデなので、この記事が皆様の参考になれば幸いです。
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インスタもやっていますので、覗いていただけると嬉しいです~。