#日本映画
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[OldCityBoy的「映画」考察] 宮本武蔵(1954) ➡漫画"バガボンド"を映像化したような映画(当然、順序は逆ですが)
1954年のアカデミー賞(名誉賞)を受賞したとのことで、見てみました。 https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00ZZ0OBKA/ref=atv_hm_hom_c_TEdR0r_2_2 あの"バガボンド"を映像化したような映画でしたが、当然順序は逆で、この映画を井上雄彦さんが漫画化した、と言う方が正しい表現です。 漫画を映画化する(そしてがっかり)、 はよくありますが、 映画を漫画化する、 は自身は聞いたことがなく、そんな意
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[理系による「映画」考察] 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語(2013) ➡女の情念系映画、ここに極まる!!!
この映画は凄いです!!! "女"というものを描いた作品としては、"黒蘭の女"は優に超え、"風と共に去りぬ"級の世界的な名作として歴史に名を刻んでもよい!と思うのですが、悔しいかな、アニメ教養がある人以外ではいまいち理解されないでしょう…。かつ、男性には異常に評価されると思いますが、女性にはそれほど評価されない気がしています(この点で"風と共に去りぬ"は超えない)。 具体的に何が凄いかというと、男なしで女の情念を描き切った!、ところなのですが順序立てて説明します。 魔法少
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[理系による「映画」考察] 君たちはどう生きるか(2023) ➡宮崎駿の私小説であり、大学入学試験の小論文の題材に最適な映画
実は、ジブリはあまり観ていないのですが("千と千尋の神隠し"以降、観ていない)、"君たちはどう生きるか"は評価が完全に二分されていることを聞き、そういう映画は自分好みの可能性が非常に高いので、観に行きました。 一言で言うと、宮崎駿の私小説、で(映画ですが)、大変自分好みでした。 また、事前に宣伝しなかった理由も分かりました。結局、個人の私小説で、マスに向けて作られたものではないので、宣伝できないのです。 もう少し言うと、宮崎駿自身がピュアに自身の作りたいものを作った、の