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2024年8月の記事一覧

[OldCityBoy的「映画」考察] 狼たちの午後(1975) ➡ゴッドファーザーのデコボココンビによる茶番狂言劇

ゴッドファーザーの次男フレド・三男マイケルによるデコボココンビをシリアスコメディにしてみよう~、な映画です。 で、この映画にて、アル・パチーノって、ゴッドファーザーのような緊張感MAXの濃厚映画でも主役を張れるが、こんな茶番狂言劇もできるんだ!、とびっくりします。いや~、アルパチーノには華があるますね~。 がが、相棒役のジョン・カザール(ゴッドファーザーでは次男のフレド)が黒子に徹し、アル・パチーノを引き立てていること忘れてはなりません。 ゴッドファーザーでもそうでした

[OldCityBoy的「映画」考察] お早う(1959) ➡"芸術"から"日常あるある"までいっぺんに映像表現に混ぜれる大巨匠"小津安二郎"に感嘆する

この映画は凄いっす! 初見で衝撃を受けましたが、何が凄いか言語化できず、思わず連続して2回観てしまいました。 この映画を語る前に、 小津安二郎作品はちょいちょい見ていましたが、どーも好きになれませんでした。というのも、大人が理想化した女性像を押し付けられているようでなんだか…。 が、この作品はちょっと違う、との評判を聞いて、夏休みで暇だし観てみました。 で、驚愕でした! 何が凄いかというと、 "芸術"から"日常あるある"までいっぺんに一作品に混ぜ、エンタメとして成

[OldCityBoy的「映画」考察] スティング(1973) ➡知的で・ポップで・お洒落で・大掛かりな詐欺プロジェクト劇、で"オーシャンズ11"の元ネタ

"大掛かりな詐欺プロジェクト"という、今ではそれなり普及している分野における初めての映画ではないでしょうか。 詐欺なので犯罪ですが、悪党からだまし取る、という劇として観やすいストーリーにしてあり、エンタメの教科書的な作品です。 そして、音楽がなんともお洒落! あと、上手い役者さんを揃えすぎ! となってり、なんとも知的で・ポップで・お洒落な仕上がりになっています。 で、この映画を初めて見たとき、"オーシャンズ11"まんまやん!、とつぶやいてしまったのですが、勿論"オーシ

[OldCityBoy的「映画」考察] ガス灯(1944) ➡悪用注意な心理操作(洗脳)方法が分かる映画

よーやく70年代に入り、一気に進むかと思いきや、またそれより過去の映画を観てしまっているゴリゴリ理系です。 理由は、日本語教師ボランティアのポーランド人の生徒さんからおすすめされるからなのですが、海外の方がどの映画をどのように楽しんでいるかがどーしても知りたい。 で、おススメされたのが👇。 心理的な用語にまで発展した映画とのことで、感情的な解放と抑圧を繰り返す物語とは聞いてましたが、これを誰でも観れる状態なのはどうなんだろう…、と考えてしまった映画でした。 なぜなら、