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5/4小沢健二Monochromatiqueレポ
GW中に小沢健二氏のライブ「Monochromatique」に行きました。人生初ライブだったこともあり、とても興奮しました。今でも感動を体が覚えています。
この感動をどこかに残しておきたい、人と共有したいのでかなり遅れではありますがレポを書いてみます。自分が特に印象に残った曲、出来事を覚えている限り時系列順に中心に書いていきます。(前後があるかもしれませんがご勘弁を)
会場に行く前
近くのローソンでチケットを印刷した後、友人とグランキューブ大阪まで歩いていきました。友人とは「オザケンはコールアンドレスポンス凄そう」「めっちゃ立たせそう」「大学の講義でいうと双方向型の講義が好きそう」など好き勝手語っていました。すると、グランキューブに到着しました。
グランキューブ到着~ライブ開始前
会場についたのですが、かなり人がいました。年上の方が多いのかな、と勝手に想像していたのですが、自分たちと同じくらい(22くらいだろうか?)の人もちらほら見かけました。また、親子連れで来ているのかな?という人も割といました。親がオザケン好き、なんともおしゃれでうらやましい…
会場に入るとなにやら箱が渡されました。開けてみると、歌詞カード、ホイッスル、ネクタイが入っており、ちょっと興奮しました。特にネクタイはかなりおしゃれなもので、研修につけていこうかと思うほどでした。
ホイッスルを見て、友人と「これローラースケート・パークやるんじゃないの」なんて無責任な会話を楽しみながらホイッスルの組み立てを行っていました
ライブ開始!
本当は全曲語りたいくらい良かったのですが、時間も体力もなくなってしまいそうなので自分の印象に残りまくった部分をここで語ります。
曲間?の語り
テレビなどの映像媒体で見た小沢健二、もといオザケンそのもので驚いた。言語センス、言葉のリズム、ウィットにとんだ言い回しなんかは本当にオザケンそのものといった感じだった。頭の中にいるオザケンがそのまま出てきてしゃべり始めたのかと思って驚いた。日常に落ちている言葉に対する感応度が高いからだろうか、オザケンならではの切り口の話など本当に面白かった。
ラブリー
小沢健二を本格的に聞くようになったきっかけの1つの曲でもあるのでライブで聞けてとてもうれしかったなぁ…と今でも思います。歌詞が変わったとは聞いていたけれども生で聞くと「マジで変わってる!でも前からこうであったかのような聞きなじみだな」と思いびっくりしました。
ところで、完璧な絵って何ですかね。モナリザなんかは完璧だといわれること多いですけど絵画を見る目が養われているわけではないので何が完璧な絵でそうじゃないかがわからないんですよね。
さよならなんて云えないよ
刹那収録曲の中でもかなり好きなこの曲、聞けて本当によかった。この曲は聞いた時に頭の中に情景が浮かんできて、それがとても幸福感に満ちたものなので好きなのですが、ライブで聞く/歌うとその情景がさらにクリアなものになったなという印象です。
台所は毎日の巡礼
入り口で配られた缶の中に入っていた歌詞カードがこの曲、みんなで見てみんなで歌ったのがいい思い出です。自分は普段鶏むね肉をゆでただけのものを食べている、あまりにもおざなりな食事をしている自分には刺さりました。便利などでゆで鶏は続けようと思うんですけどソースを工夫したり付け合わせの野菜をしっかり考えて料理しなきゃなぁと思わされました。
小沢健二、あまりにも完璧な人間過ぎて、歌を聴いていてたまーに説教されているような気分になるのは僕だけじゃないはず。
アルペジオ、いちょう並木のセレナーデ
アルペジオをうたった途中にいちょう並木のセレナーデが挟まっていたのですが、この演出、とても面白いと感じました。割と間反対のものをうたっている二つの曲だと思うのですが、メドレーとして歌うことでその差異のようなものがはっきりしたように感じます。昔の小沢健二と昔の小沢健二を今の小沢健二がある種俯瞰してみたような曲、しかも歌詞の中に出てくる人間も間反対となると、やっぱり差を感じないわけにはいかないでしょう。
ある光
これは歌ってくれないと勝手に思い込んでいたのでびっくりしました。心なしかリズムが早く感じました。(自分は疲れているときに曲を聞いたらテンポが速く感じるのでライブの中盤以降は興奮しすぎて疲れていたのかもしれないです。)YouTubeに上がっているものとは違い、心なしか歌っているオザケンも嬉しそうで、なにかプラスな印象がありました。これ聞けたってことは、J.F.Kを追わなかったってコトだよなぁとか聞いていて思い、勝手にちょっと感動しました。
ある光、みんなで歌った記憶がはっきりとあるのですが、ある光、というところの一体感凄かったです。
強い気持ち、強い愛
この曲、小沢健二の曲の中でもみんなで歌うのに適した曲だと思っていたのですが、やっぱりさすが小沢健二、ここでもみんなと歌うという素晴らしい決断をしてくれました。この曲にある幸福感みたいなのがより出ててとてもよかったです。
流動体について
この曲、どうしてもライブで聞きたかったのですが、アンコール後まで歌ってくれなかったのでちょっと不安でした。最近はこの曲ばかり聞いていることもあり、本当に何としても聞きたかったんです…
実際に聞いたら、マジで沁みました。「意思は言葉を変え、言葉は都市を変えていく」という神が作り出した一節を聞けただけでもおつりがくるレベルで感動しました。
ほかにもたくさん喋りたいこと(新曲、大阪でのオリジナルソング、スチャダラパーのライブ、笛)があるのですが、書くと時間も体力もなくなっちゃうので泣く泣く…
ライブ全体を通じて、「歌ってね!」のスタンスでいてくれたのがとても楽しかったです。オザケンも全力で歌うので、オザケン、会場の皆さん、自分が一体になったような気がしました。
ライブ後
ライブが終わった後は、ふわふわした状態で友人と「よかったよね…」という感想を話し続ける機会になっていました。
関西在住の友人と合流した後は飲みに行っていました。もちろん一杯目にはカルピスサワーを頼みました。ほの甘いどころではなくとんでもない甘いものでした。でも甘いカルピスは旅の締めに、今日自分がどんなことやって、どんな気持ちなのかなと考えるエネルギーになったなと思います。