◤ミニマリスト◢ 原動力は、自分がいなくなったあとのこと。[#114]
これまでも何度か書いたかもしれないけれど、わたしがモノを減らしたきっかけは引っ越し。
自分の部屋は6畳だったけれど、服も紙類も雑貨も本も、所狭しと置かれていた。
これらを、自分一人で荷造り出来るぐらいまで減らそうと思い立ったのがはじまり。
正直、ひとり暮らしをしている今でも、実家を物置にしてしまっている。服類はないけれど、本や雑貨は残っている。
実家に帰るたびに少しずつ減らすようにしているけれど、まだまだ先は長い。
いまのお家も、お気に入りばかりとは言え、モノ自体は少なくない(ミニマリストなのか?)。
日々のなかで目に入るとモヤモヤするものはないか、景色になってしまっていないかを定期的に点検している。いわゆる断活。
無闇矢鱈に減らしたいわけではないけれど、極力少ない方が良い。
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断活が続いている原動力は、「自分が死んだ後に残された親が遺品整理に困らないように」。
ネガティヴに聞こえるかもしれないが、人間生きていれば、いつ何時死に至るか分からない。突然脳や心臓の病気を発症するかもしれない。明日出勤途中に事故に遭うかもしれない。
常にこんなことを考えながら生活していたら楽しくないけれど、全く関係ない話でもない。
もしもの時、この家にあるものを整理するのは親やきょうだいである。
モノが多ければそれだけ時間や労力が掛かるし、心理的な負担も大きい。子が親より先に逝くことだけでも辛いのに、さらに負担を強いることはしたくない。単なるエゴかもしれないけれど、エゴでいい。
だからこそ、「今の自分」の心地よさを追求しながらも「いなくなった自分」の気持ちを考えながら断活している。
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