◤ミニマリスト◢ 「家にパッキングする」ってわくわくしませんか?[#21]
昨日の記事のつづき。
「ミニマリズム」というより「ミニマリスト」を推していく。
今日は仕事デー。
外に出ると、“ざわざわ”と音がが聞こえてきそうなぐらいの喧騒。
田舎と言えど、ベッドタウン。
都会に出勤するサラリーマンやOL、教科書を広げていたり部活動のユニフォームに身を包んでいる学生で電車は混んでいる。
少しHSP気質のあるわたしは、人は好きだけれど人ごみは苦手。
密度が高いとか物理的な理由というより、人ごみの中にいると、一人ひとりが背負っていたり考えていることが伝わる感じがするから。
“気”に押しつぶされてしまいそうになる。
HSPのお話はまたどこかで…。
仕事から片付いた部屋に帰ってくると、なんだか安心する。
外の世界で必要以上に疲れ切った身体と心を癒してくれる。
なぜだろう。
理想はホテル?
視界がすっきりしていると、目に入る情報量が少ない分、頭もクリアになる。
人間が一日に思考・選択できる量は限られているらしく、脳のオーバーワークを避けることが出来る。余計なことは考えず、本当に大事なことにその容量を割けるのだ。
ミニマリストが俗に言う必要最小限の物量は、例えとしてホテルが挙げられる。
ベッド、デスク、椅子・ソファー、ランプ、テレビ。※バス・トイレ除く
特段華美な、星がいくつも(最高は5つだけれど)付いているようなホテルでない限り、あるものはこれぐらい。
身体を休め、仕事や食事をし、ちょっと娯楽も。
生活を営むには事足りる。
個人的なことを言えば、「ミニマリスト寄りのモノマリスト」のわたしはある程度はモノがないと落ち着かない。
必要なのはこれぐらいと分かっていても、なんだか逆にそわそわしてしまう。
わたしにとってホテルは「暮らす」というより「非日常を過ごす」部屋なのだ。
家は大きなスーツケース
そこでふと思った。
ホテルに持って行くものと言えば、スーツケース。
その中に、衣類、洗面用具や化粧品、アクセサリー、本やカメラなどを詰め込む。
当たり前であるが、ホテルではスーツケースに入れたものしか使えない。
逆に言えば、スーツケースに入るものしか要らないのだ。
だから、家でも本当はスーツケースに入れられるぐらいの物量で足りる。
そりゃ、生活サイクルとか天気、その他家事のことを考えると、単純な話ではないんだけれど。
「家」という名の大きなスーツケース。
家にいながら、まるで旅に繰り出すかのようにパッキングをする。
お洋服。キッチンツール。家具やインテリア。
全てお気に入りのものでパッキングしたい。
そう思うと、旅行前夜のようにとてもわくわくしてきた。