2024.06.10 相場展望
相場全貌
雇用統計の結果は市場予想を大きく上回るポジティブサプライズ
内容を細かく見ると疑問も多いが、結果、利下げ観測が後退してドル金利は上昇しドル買いに
ドル独歩高となりドルストはドル買い方向にトレンド発生か
ただ、今週のFOMCではある程度年内の利下げ回数が3回から1-2回に修正されることは織り込んでいるので、パウエル議長がどこまで踏み込んだ発言をするかがポイントとなる
株価は雇用統計の結果が良かったことと(株価上昇要因)、利下げ観測の後退(株価下落要因)が相まって荒い値動きとなっているが、結果は横ばいに
今週はFOMC、日銀と中銀ウィークとなり、先だって米CPIが注目指標となる
ドルインデックス
反発し短期トレンドは転換か
通貨強弱
○短期
前営業日
1週間
○日足
2024.06.10
スイス>ポンド>ドル>キウイ>円>ユーロ> カナダ>オージー
IMMポジション
相場分析
USDJPY
週明けより158.00の手前をトップに下落していたが、154.50で下げ止まり反発
雇用統計でも市場予想を大きく上待ったことで反発し156.80近辺まで戻してクローズとなっている
短期的には日足のMAやキリ番の156.00にレジストされる形で反転下落のパターンが発生していたが、日足の上昇トレンドラインに支えられる形となり反発
結果、上昇トレンド継続を示唆するチャート形状となっている
雇用統計前の155.00が起点となった上昇のため、このラインを背に短期上昇トレンド発生と判断しロング狙いがメインシナリオ
とりあえずのターゲットは前回高値の157.70
損切は155.00
現水準だとリスクリワードが悪いので、押し目を待てから買いたい
EURUSD
日足で形成していた上昇トレンドラインを雇用統計でドル高方向に進み下抜け
反転リスクの高いチャート形状となっている
ネックラインとなる前回安値が1.0790にあるため、ここで支えられれば辛うじて上昇トレンド継続となるが、日足のMAはブレイクしたことから短期目線は下に転換
とりあえずは打診で売り、戻りを形成したら追加でショートを入れていきたい
ターゲットは1.0725あたりになるので、RRが良い所まで戻りを待って損切幅も小さくできればエントリーしたい
AUDUSD
日足では上昇トレンド継続も5月に入ってから高値圏でもみ合いとなっていたが、昨日の雇用統計ではレンジの下限である0.6590を下抜けてクローズとなっている
まだレンジ下限の範囲内だが、先週サポートされていた0.6630のラインをキレイにブレイクして下落したことから、短期的には下落トレンドに転換したと判断できるため、日足レベルでもトレンド転換の可能性があるため目線は下
短期的なターゲットとしては、これまで意識されていたレジサポラインであり重要なキリ番の0.6500
損切は0.6700越え
出来れば戻りを待ってから売りたいが、戻りなく下落しそうなイメージがあるため打診売りし、戻りがあれば追加で売りたい
USDCHF
日足での上昇トレンドがダブルトップを付けて反転
FIB38.2%戻しのラインできれいに反発しており、再度上昇トレンドに回帰するのか、これからb波を形成して反転下落となるのか
売り目線の場合は、0.9000の節目に強いレジサポラインがあるため、このラインまでの戻りを確認してレジサポ転換すればショートを狙いたい
出来れば4HMAも再度下抜けたところでのショートが理想
ターゲットは半値戻しとなる0.8800、損切は0.9100越え
ただ、日足レベルでの調整が完了したとも見え、その場合はこれから上昇トレンドに回帰となるためロングを狙いたい絶好の位置
その場合は0.9000をすんなりブレイクしてくると考えられるが、日足のMAは下向きで価格も下側に位置しているのでまだ目線は下のまま
これが反転してくるようだと目線もロングに切り替える必要有り
保有ポジション
【短期保有ポジション】
なし
【中長期ポジション】
2024.03.18 日経平均 買い @39,300 stop:36,500
監視通貨ペア
(EURUSD/AUDUSD/USDCHF)
上記参照
(USDCAD)
日足のレジスタンスをブレイクしたので押し目買い