妊活PJ|いきなり人工授精6回目の記事

せっかく人工授精を6回もしたので、その記録をまとめておこう。

タイミング法はすっ飛ばして、人工授精から開始した通院。
これで半年かー。振り返れば短いけれど、毎回毎回の判定までの待ち時間は長く感じたな。

そもそも自分の妊孕力は不明。そんな状態でいきなり人工授精を開始したから、結構早く授かるものかとも思っていたけれど、そうは簡単ではなかったな。最近はなんの変化もない自分の体に、すっかり無期待モードでもある。

これは、一喜一憂するのは疲れる、ということを1回目の人工授精で悟ったから。

初めての人工授精は、それはどきどきで「もしかしたら子供ができるかもしれない!」なんて期待をしていたけれど、見事にリセット。

2回目もやや期待していたけれど、やっぱりリセット。

3回目、4回目は、もうあんまり期待せず。

5回目なんて毎月の健康的なバイオリズムを維持するための儀式かな?ってくらいの感覚になってきて

6回目の今に至る。

4日目から薬を飲んで、排卵前には排卵を促す注射をお腹に打って、で、人工授精(これがまた痛い!6回中4回は痛かった!)の繰り返し。

土曜日の病院は大渋滞で、横並びの薄い板で仕切った処置室に3人くらいの患者が並んで、順番に人工授精を受ける様子は、さながら、妊娠装置として扱われるSFの世界に入ったような感覚。

よく頑張ったぞ、私。

その間に姉が妊娠したとか、友人が出産したとかのニュースはあったが、私は素直におめでとうを言える精神状態。いや〜これはおめでたいでしょ。

今度ダメなら、お酒でも飲んでやろうかと思っている今日この頃。何もない時だって特にお酒は好んで飲まないのだけれど。

それでも、こうやって人工的に処置をされると、妊娠することって生物学なんだなって感じる。神秘的でもなんでもなくて、生物学の話。

ところが、生物の体なんて機械みたいに正確ではないから、理論上はこうなるのだけれど、実際は障害物が多くてなかなか妊娠に至らないってことが大半なんだろう。健康的な夫婦だって、自然妊娠率は20~30%なんだから。

それでもなお、理論上はこうなる、という方法によってお医者さんは対処してくれる。あとは私の体次第。

最近考えるのは、妊娠するかもしれないと言って仕事を断るとか減らすとか、新しいPJに参加するのを躊躇することをやめようってこと。

妊娠したってしなくたって私は私だ。妊娠するかも!?に振り回されないようにしよう。そうじゃないと、後で後悔すると思う。私の場合はだけど。

それから、もう一つ私の感情についていうなら、毎回少しほっとしているようなところも正直ある。
子供はできたら嬉しいからこそ、お腹に注射なんか打っているのだけれど、自分の身体や生活が変わっていくこと、自分以外の生命を体に宿すこと、か弱い存在を守り切ることに対する不安はある。間違いなく。

だから、一層、授かりものだと思って構えている方が良いのかもしれない。できたらできたで覚悟ができる。できなくても落胆はしない。

6回目の結果は数日でわかる。さて、今回はどうかな。




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