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20220115:刀畿(とき)の回:再現刑について

刀畿(とき)

「爺グロリアスへ


クラウディオの刑が確定した。

今月19日から、19年6カ月と8日間の再現刑さいげんけいだ。

ざまみろってんだ。

ア、刑法がそっちも同じとは限らんのか。

再現刑ってのは、

監視付きで日常生活を送らせて、

被害者が受けたのと、同じ期間、同じ事を、

刑吏けいり職の聖霊せいれいが加害者(受刑者)に再現する刑だ。

但し、

執行と同時に界狭間を越えた場所へ移送し、

医師を関わらせないから、

大抵は一発目で散々苦しんでおっちんじまう・・・・・・・

情状酌量じょうじょうしゃくりょうの余地の無い殺人未遂は死刑と変わらんという事だナ。

遺族や当事者は希望すれば立ち会えるが……行くか?

確認したら、お前様も当事者扱いになるそうだ。

やしきで聖霊と目が合ったと言ってただろ、

きっちり記録されてたぞ。

とがめは別に無いそうだ。

良かったな。


     お前様の友でも在る刀畿より」


3897年1月12日おう曜日、上之城刀畿かみのしろとき:記。


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