864.20240429:ランの回:メメント・モリ
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久幸と凌司のお話
話中の万禮一家は、 メンバーシップ「夢了の皿」会員の万禮様のオリジナル・キャラクターで 設定その他は会員様御本人と話し合っております。
711号室出演者≒メンバーシップ会員様は常時募集中です♡
万禮様の偶さか日記も併せてお読みいただくと解像度とエモさが跳満です。
711号室
主な登場人物
本編
この家に泊るようになってから午前中は
キャレンタの仕事部屋で、
キャレンタのデザイン画から
キャレンタ文字の抽出と解読をして
精一杯丁寧な字で書き出す仕事に
ランは勤しんでる。
おちびはナセリアナに
魔力のない人でも作れる
薬草茶の作り方を教えてる。
何でキャレンタが弱ってるかっていうと、
キャレンタの叔父さんとお父さんの
亡くなった日が6月17日に重なったから。
キャレンタのお母さんの実弟と元夫だから、
実子も有り得なくないんじゃないかって。
自分が死ぬかもしれない日なんて
考えただけでゾッとするって、
二人だけの時に
ランがおちびに言ったら、
おちびは考えながら
ひそひそ声でゆっくり答えた。
「誰だって……
何時でも死ぬ可能性はあると
……皆は忘れすぎなのではと
トゥは思うのです。
事故とか天災とか。
……逆を返せば……
特定の日を恐れる暇など
ないのではないでしょうか」
そうだった。
小人は記憶こそ無いけど
元の愛玩動物の死があるからこそ
存在するんだった。
死が始まりだから、
死は身近過ぎて
忘れようがないんだね。
いや、ナセリアナとフェリシダーデは
ランと同じような事を言ってたから
おちびが特別なのか。
ともあれ、
この考え方をどうやったら上手に
キャレンタに伝えられるかな……?
マリエラセス暦3905年6月13日白曜日22時23分
(この星の一日は26時間)
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