20220603☆:トゥの回:ある龍人の最期
カレーを煮込む間、
ランが見つけてくれた本を
リエーブレと一緒に読んで
三人揃って泣いてしまった。
龍とヒューマンの仲が悪かった時代のこの星で
とある龍が
ヒューマンに傷つけられた直後に、
大昔は龍をカミサマのように敬っていたけれど
今では龍がいなくなった星に
界狭間の暴走で強制的に移されて、
暫くヒューマンを拒絶してたけれど、
出会った村の人達に総出で、
大きな龍の為に大きな鍋を鋳造して
たくさんの材料を持ち寄って
伝説の龍の好物を作られて、
見事胃袋を掴まれるお話しで、
最初の傷が原因で飛べなくなった龍は
何時しか龍人になって空を恋しがり、
村人達はお金を出し合って隣国から買った
大きな鳥を調教して
龍人を乗せて飛ばせるのだけれど、
鳥が戻ると龍人の命は尽きていて、
でも、
とてもしあわせそうな死に顔でしたと結ばれていた。
泣くに決まってますよね!!
マリエラセス暦3903年6月11日青曜日23時29分。
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