109話 彼の家族に会うことになった!
44歳にしてマッチングサイトで出会った彼Rさん。
最初は、結婚はまったく考えずに、長く付き合えたらいいなくらいに思っていました。でも、結婚したいかしたくないかと聞かれたら、できるならしたい。
叔母から、「結婚するんでしょ?」と言われてから、結婚も意識するようになってきました。
とはいえ、彼が結婚と言ってくれたらいいなくらいで、自分から、結婚を促すようなことはありませんでした。
付き合いは順調で、週末は二人で過ごすことが当たり前になっていたある日。
ゴールデンウィークについて話をしていたら、彼Rさんがさらっと、
「ゴールデンウイークの初めの方にうちのおかんが東京に遊びにくんねん。一緒にご飯でも食べる?」
えっ?!彼のお母さんと一緒にご飯!
さらっと言ってくれたけど、お母さんに紹介されるってことよね?
ついにこの時が!
「お邪魔じゃなかったら・・・」
「邪魔なわけないやん!」
さらには、お母さんのお供に妹さんがついてくるとのこと。
ということで、ゴールデンウィークに彼のお母さんと妹さんに会って、一緒にご飯を食べることになりました。
私、彼氏の家族に紹介してもらえるの初めてなのです。対面する日はまだまだ先なのに、すでに緊張。でも、家族に紹介してもらえるのは嬉しい。
平成最後の連休は、私にとってのビックイベントになりました。
そして、やってきた平成最後の連休。彼のお母さんと妹さんが一泊二日でやってきました。
東京タワーの入り口で初対面。
彼のお母さんも妹さんも優しそうな雰囲気で、実際、話をしても気さくで優しい人たちでした。彼と妹さんは、やっぱり似ていた(笑)
東京タワーの後は、一緒に夕食。そこでお母さんと妹さんと別れましたが、翌日も朝から東京観光へ同行。
亀戸天神の藤まつり、寅さんの舞台である柴又帝釈天、矢切の渡しに乗船など渋い東京観光。家族の中に私も入って写真撮影したのが、なんだか不思議な感じでした。
こうして一緒に観光して、写真も撮ったけど、緊張もあって、自分から話はあまりできず、気が利いたことは何もできなかったんですが、「一緒に来てもらって、おかん、喜んでたわ」と彼は言ってくれた。
本当に、私、特に何もしてないんですよ。
一緒について回っただけで。
だけど、「おかん、マキちゃんのこと気に入ってたで。マキちゃんがトイレに行ってる間に、『いい子やな、いい子やな』って言ってたよ」とのことで、気に入ってもらえたようです。
そして、彼には「本当にありがとうね」ととても感謝された。
気が利くことは何もしてないのですが、嫌な顔もせずに彼の家族と一緒に過ごしただけで、彼としてはとても嬉しかったようです。
私も、緊張はしたけれど、彼の家族との会話を聞いたり観光スポットに行けたりで結構、楽しく過ごすことができました。
私にもこんな日が来るなんてなぁ。婚活やってもやってもダメな人だったのにな(笑)
平成最後の連休は、人生で初めて彼氏の家族に会うという体験をしましたが、ゴールデンウィークの後半である令和最初の連休は、人生はじめて私の両親に彼氏を紹介することになりました。
年号が変わるように、私の人生も変わっていくようです。
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