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埋もれる心地よさは埒外の人間に効く6

秘すれば花 に自戒を込めて。

「見えないこと」もまた粋。引き算の美学。
失せることで埋もれてる心地よさ。
見えないこと、見えにくいこと、消えることに例え難い魅力、趣き、風情を感じる今日この頃。
なんと言ったらいいだろう。語彙力が欲しい。

余韻とか、余地とか、奥ゆかしさとか、隙とか、行間とか、逆光とか、陰とか影とか、逆に白飛びとか余白とか、オブジェクトの高い不透明度とか、不完全さが人間味、沿いたくなる色香。
これらの感覚を「エモい」で包括・ショートカットできそうだが、それは今風のブツ切り感があってなんとも野暮。
この不明確さを愛でたい気持ちを尊重しあえたら嬉しい。

ジャグアもそう。

instagramはどうしても視覚が先行する構造。 
肌に映える濃い群青色のインクが乗っている作画後の写真が目立つ。
だから画像では上手く伝えられないが、
ただ露出させるのみならず、隠し隠れ、ふとした時のチラ見えや、消えていく情緒もまたたまらない
月光の満ち欠けを思わせる。ギャップや時間差もまたいとあはれ。
染まるところに焦点が持っていかれがちだけど、どうかかけらでも伝わって欲しい。
肌の上の青が消える時の
散る桜を惜しむような、滅びの美学のようなあの情感を誰が可視化できるものか。語彙力を身につけたところで言語化できようか。
主観は共有しきれない。結局体験をもってしか得られないものだ。
ぜひ体験していただきたい。



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