名言。

生きていれば迷う事が多々ある。
いや、多々々々々々々々くらいある。

正解なんて分からないから、やるしか無いんだけど、そんな時に誰かの言葉に寄り掛かることによって何となくの進むべき道を見つける事ができる時がある。

例えば、自分が好きで入ったお笑いの世界なのにいつの間にか楽しさよりも苦しさの方が大きく感じる瞬間があって、今の自分は果たして幸せなんだろうかと自問自答してしまう。

そんな時には「クロマニヨンズ」の甲本ヒロトさんの言葉を思い出す。

「僕は『バンドがやりたい』というのが夢だった。『お前の夢は何だ』と聞くと、『バンドをやって金持ちになりたい』とか『バンドをやって有名になりたい』と夢を2つ言う奴がいる。夢は1つで良い。金持ちになりたかったらバンドじゃなくて良い。有名になりたいんだったら犯罪してもなれる。そう考えると僕は10代のバンドを始めた瞬間に夢は叶っているし、今も叶い続けている。もうずっとこのままで良いんです。」

なんて素敵な言葉なんだろう。色んな夢を持ち過ぎることによって、今ある幸せを感じなくなってしまっていることに気付かされる言葉だ。

僕も小学生の頃からお笑い芸人になりたいと思って、そのお仕事でご飯が食べられているという事以上に何を求めるのだろう。
自分の幸福度を上げてくれる言葉として大事にしている。

僕はたまに優しいと言われる事がある。しかし、自分ではそうは思わない。寧ろ人の嫌な所を見つけてしまい自ら距離を取ってしまうタイプだと思う。

それでも何人かの芸人さんが「向井君が話し掛けてくれて嬉しかった」とか「一人で居た時に向井君が近くに来てくれた」とか言ってくれて、「優しい」みたいになる時がある。
「優しい」と言われる事に何とも言えない違和感をずっと感じていた。
そんな時に、ラジオのリスナーから教えてもらった「五億円の人生」という映画を観ていたら、ある一つの台詞がズンっと刺さった。

その台詞とは

「世の中には『優しい人間』と『そうじゃない人間』が居るわけじゃない。『優しくしたくなる人間』と『そうじゃない人間』がいるだけだ」

と言うものだった。

抱えていた違和感が一気に解消された気がした。決して自分が優しい訳ではなく、自分が優しくしたくなる人が居ただけだったんだと。
だから僕は優しくしたくならない人には優しく無いんだ。この言葉も色んな場面で思い出す大事な言葉だ。

今回紹介した様な、誰かの人生の役に立つ言葉を僕も言いたい。
名古屋から品川に戻る新幹線の中でずっと考えているが一向に出て来ない。

もう新横浜に着いてしまう。何か出したい。


とりあえず今、出せる言葉は

「街で拾っちゃう弱いWi-Fiは、その都度Wi-Fiの自動接続をoffにしていけば今後無くなるよ」

という本当に役に立つ言葉でした。

さて、そろそろ品川なのでこの辺で。


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