麻雀店に行って麻雀をしてみたい方へ②
みなさん、こんにちは、こんばんは!
日本プロ麻雀協会の渡辺貴宏です!
今日はフリー雀荘に行くにあたって、最低限覚えておきたい麻雀の役と符について、書こうと思います。
麻雀の役について
まず、最低限覚えておきたい役なんですけど、みなさんはいくつあると思いますか?
麻雀の一般的な役は役満を除いて26種類あります。(連風牌は役牌としてカウントしているので含んでいません)
そして、役満が12種類ですね。
さて、最低限覚えておきたい役ですけど、
役は全部覚えましょう!なので、38種類ですね!
え!!なんで全部なの?!ってなると思いますけど、麻雀って役がないと絶対にアガれないんです。
なので、役は全部覚えましょう。どれかひとつでも役があれば、アガることができるので。
ただ優先度の高い役、出現率の高い役を中心に書いていきたいと思います。
1翻役
①立直
面前でテンパイ宣言をしてアガる役。
ネット麻雀だと、面前でテンパイするとリーチって表示出ますよね。
リアルだと出ません(←当たり前)
実はリーチって雀荘だと、たまにトラブルになる役なんです。
そういわれるとちょっと怖いんだけど・・・
ってなるかもしれませんけど、なんでトラブルになるかというと、リーチ発声が次のツモ番の人に聞こえず、切ったら、ロン!って言われた!みたいな。
なので、ここでちょっとしたマナーを守りましょう!
まず、自分がテンパイしたら、
リーチをする場合は「リーチ!」と発声します。
発声をしたら、リーチ宣言をする牌を捨て牌に横向きに置きます。
最後にリーチ棒(1000点棒)を卓の真ん中(サイコロボックスの自分側が点棒が置けるようにくぼんでいます)に置きます。
何故この順番なのか?
リーチ棒出して、牌を切ってから発声してもいいんじゃないの?とか、牌を切ってから発声してリーチ棒出してもいいんじゃないの?とか思う人いるかもしれませんが、これには理由があります。
まず、最初に発声する理由は、今この巡目でリーチを打ちますと他の人に宣言せずに先に切ってしまった場合、切った牌が他家(他の人)に鳴かれたら、リーチを打たないという選択が取れてしまうんです。
鳴かれなかったから、リーチにしよう!とかずるくないですか?(笑)
リーチ宣言から自分のツモ番までに仕掛け(ポンとかチーとかカン)が入らず、アガれた場合は一発という役が付きます。
なので、リーチ宣言が一番最初なのです。
え?じゃあ、リーチ宣言ってリーチ棒を最初に出せばいいんじゃないの?
そうじゃないんです。
リーチ棒を最初に出して、リーチ宣言をして牌を切った場合、宣言牌が他家のアガり牌だった場合、リーチが不成立になります。
つまり、リーチ棒は出てないことになります。
点棒授受の際に間違える原因になるので、リーチが成立してから、リーチ棒を出します。
というのがリーチをする際に順番が決まっている理由です。
②断幺九
中張牌(2~8の数牌)のみで構成されたアガり形
麻雀のアガり形の中でも1位2位を争うくらい出現する役です。
リーチと違い、面前じゃなくてもアガれるので便利な役です。
タンヤオの手を鳴くと喰いタンとか言いますね。美味しそう。
③役牌(翻牌)
場風牌・自風牌・三元牌の刻子、または槓子
ちょっと難しい言葉出てきました。
場風牌は東場なら東、南場なら南といった、今の局の場の牌のことです。
自風牌は親(東家)なら東、南家なら南といった、自分の席の風牌のことです。
ちなみに今は全く覚える必要はありませんが、場風牌のことを圏風牌、自風牌のことを門風牌とも言います。
プロ試験には出るかもしれないです(笑)
と、ちょっとここまで書いてて思ったんですけど、このペースで解説するととんでもない量になってしまうので、そこまで頻出しない役はパパパーっといきます(笑)
④平和
面前の面子構成がすべて順子でかつ雀頭が役牌でなく、待ち取りが両面待ちになっているアガり形
1翻役なのになんて複雑なんだ!!
って私も思うんですが、コイツは麻雀初心者の天敵なんです。
コイツのせいで結構わけわかんなくなるんです。
特に点数計算!何が平和だ!このあとの符計算でもちょっと触れようと思いますが、後回しにするかも…
で、説明のとこにちょっと書きましたが、待ち取りが両面かつ雀頭が役牌じゃなく、順子のみで構成されているという役です。
平和ってなんでこんなわけわからんのだ?
平和は文字通り、平たい和了り(アガリ)なんです。
何が平たいのか?
それは符です。
平和のアガリってすべてに符がつかないんです。
めちゃくちゃ厄介なので、そういうものだと思っていてください(笑)
今はアガリ形だけ覚えてください。
⑤面前清自摸和
俗に言う面前ツモ、面前でのツモアガリ
⑥一発
リーチ宣言から1巡以内にアガる役
これは仕掛けが入ると一発はつかなくなるので注意。
⑦一盃口
面前役で同一の順子があるアガリ
⑧海底撈月
海底牌でのツモアガリ
⑨河底撈魚
河底牌でのロンアガリ
海底牌とは、王牌を除く最後のツモ牌のこと
河底牌とは、一番最後のツモ番のプレーヤーがに河に捨てた牌のこと
ここでちょっと補足。
⑧海底撈月なんだけど、海底摸月っていう人もいます。どっちでもOKなので、「海底」で覚えておきましょう。
ちなみに日本プロ麻雀協会の競技規定は海底撈月で記載されてます。
⑩搶槓
他家の加槓をロンアガリ。
ローカルルールですけど、国士無双に限り、暗槓でも搶槓でアガれるルールもあります。
ネット麻雀はアガれるルールが多いですよね。雀荘もアガれることが多いです。まあ、今まで1回しか見たことないですけどね…
⑪嶺上開花
嶺上牌でのツモアガリ
咲でおなじみの嶺上開花!
咲だと大明槓包とかありますよね。
大明槓包を採用してるお店はそんなに多くないです。
連続槓とか入るとややこしいですしね(笑)
2翻役
⑫二重立直
仕掛け等が入っていない1巡目のリーチ
⑬対々和
手牌構成がすべて刻子(槓子を含んでも良い)でのアガリ
⑭三暗刻
手牌構成の中に暗刻(暗槓子でも良い)が3面子あるアガリ
⑮三槓子
手牌構成の中に槓子が3面子あるアガリ
⑯小三元
三元牌で刻子(槓子も可)が2面子+雀頭で構成されたアガリ
※三元牌の役牌は役牌としてカウントする
⑰混老頭
老頭牌と字牌の刻子(または槓子)で構成されたアガリ
⑱三色同順 ※食い下がり1翻
3面子の構成が萬・筒・索の同じ数字の順子で構成されたアガリ
⑲三色同刻
3面子の構成が萬・筒・索の同じ数字の刻子(または槓子)で構成されたアガリ
⑳一気通貫 ※食い下がり1翻
3面子が同種の123456789の順子で構成されたアガリ
㉑全帯幺九 ※食い下がり1翻
4面子1雀頭の構成に幺九牌を含み、順子が1組以上と字牌があるアガリ
㉒七対子
7種類の対子で構成されたアガリ
3翻役
㉓混一色 ※食い下がり2翻
1種類の数牌と字牌で構成されたアガリ
㉔純全帯幺九 ※食い下がり2翻
4面子1雀頭の構成に幺九牌を含み、順子が1組以上あるアガリ
㉕二盃口
面前役で一盃口が二組あるアガリ
6翻役
㉖清一色 ※食い下がり5翻
1種類の数牌のみで構成されたアガリ
とりあえず、役満以外の役はこんな感じです。
役満も書こうと思ったんだけど、もうすでに3500文字超えちゃったので、今回は割愛します。
符計算について
初心者が絶対にぶつかる最初の壁。
麻雀の点数は翻数と符で点数が決まります。
今の時点でここは覚えなくていいですが、計算方法はこうなってますっていうのを書いておきますね。
計算式は2×2×2^翻数×符で計算します。
例で40符2翻を計算してみます。
代入します。
2×2×2^2×40=640
この640は子の支払いになります。
ヤオアルで親の支払いは2倍の1280。
十のくらいはすべて切り上げます。
なので、子は700点、親は1300点になります。
支払いの比率は2対1対1なので、ロンアガリの場合はこれの合計になります。
親がアガった場合は比率が2対2対2になるので1280オールを切り上げて1300オールになります。
ロンアガリは640+640+1280=2560 これを切り上げて2600点。
親は1280+1280+1280=3840 これを切り上げて3900点。
みんなこんな計算毎回してるの?!
そんな人いません!(笑)
ほとんどの人は点数は暗記です。
ちょっと前に協会の堀さんが点数計算は熱意と答えは出てると言っていましたが…
まあ、確かにそう!確かにそうなんですけど!
なんですけど、まずはフリーデビューするためにここまで覚えようなので、そんなことは言いません(笑)
なので、最初に覚えるのはこれ!
子は面前のロンアガリ(40符)で1300点・2600点・5200点・8000点
副露(鳴き)のロンアガリ(30符)で1000点・2000点・3900点・8000点
ツモアガリ(30符)は300/500・500/1000・1000/2000・2000/4000
これをベースで考えます。
ここで厄介な役、平和と七対子が登場しますが、この二つは今は忘れてください。
これは暗記してください!
とりあえず、ここまでわかれば楽しみながらフリーは打てます。
初心者歓迎のお店であれば点数計算できなくてもOK!となってたりするので、全くできなくても打てるには打てるんですが、このくらい覚えてないとあと何点アガれば、着順が上がるとかがわからないので、このラインは覚えておきたいですね!
まとめ
今日は覚えておきたい麻雀の役と符計算でした。
ちょっと役満まで書けなかったので、それはいずれ…
そもそも役満は滅多に出ないんでね(笑)
符計算の方は暗記しておいた方がいいものだけ書きました。
最終的には全部覚えたいですけど、まずはこのポイントを抑えましょう。
今日のポイント。
①一般的な麻雀役は全部覚える。
②リーチを打つ時の手順とマナー。
③符計算は30符と40符をまず暗記しよう。
初心者歓迎のお店は同卓しているお客さんやメンバーさんが点数を教えてくれたりします。
点数計算が苦手な方は卓についたときに点数計算が苦手なので、よろしくお願いしますと一言声をかけておくて良かったりします。
コミュニケーション取りながら楽しく麻雀をしましょう!!
さて、次回ですが、ゲームの流れとマナーを書いていこうと思います。
前回の復習と今回の復習も込みで書こうと思います。
noteを書いてみて(あとがき)
おかしい…もっと短くまとめる予定が…
なんでこうなった。
また5時間もかかってしまった。
補足やちょっと書きたいこと書き始めると止まらなくなるんですよね。
noteのターゲット初心者向けに書いてるつもりだったんだけど、難しくなってしまったのはちょっと反省してます(笑)
あ、ゲームの流れも書こうと思ったけど、雀荘で使われる用語も書こうかな。結構あるんですよね。
そうしよう!!
と、あとがきで決まっていく計画性のなさ。。。
大目に見てね(笑)
質問はいつでも受け付けるので
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。
また次回をお楽しみに!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?