多面待ちや連続系でパニック
みなさん、こんにちは、こんばんは!
日本プロ麻雀協会の渡辺貴宏です!
この間、noteで青木さんがちょこっと紹介してくれましたが、多面待ちの確認の仕方について、今日は書きます。
その時のnoteはこちら
この多面待ちって苦手意識持ってる人結構いるんではないでしょうか。
たぶん、プロでも急に手が来ると、あれ??合ってる???なーんてこともあったりすると思います。
メンチンが得意な人って、一向聴や二向聴の時に何が来たら何待ちって考えてます(たぶん)
例えばですけど、一向聴の時に4萬を持ってくれば369萬待ちになるな~と考えてるとします。当たり前なんですけど、369萬を先に持ってきたら4萬待ちは絶対にあるんですよね。両方あればアガリなんでね(笑)
Aを持ってきたらB待ちになるっていうのを考えるのとセットでBを持ってきたらA待ちが必ずあるっていうのを私は同時に考えてます。
ということなんですが、麻雀って不思議でそういう時に限って考えてなかった牌とか持ってきてパニックになるんです(笑)
経験した方もいるんではないでしょうか?
なので、今回はもうすでにメンチンができてしまった時の待ちの考え方について書いていきます。
はじめに
みなさん、7枚形とか10枚形って聞いたことありますか?
7枚形は雀頭+2面子のどこか待ち
10枚形は雀頭+3面子のどこか待ちです。
メンチンって7枚形を覚えていれば、ほとんど読み解けます。
たまに10枚形の形もあるんですが、10枚形って7枚形の形が組み合わさったものが多いので、ちょっと見方を変えるだけで読み解けます。
私も最近知ったんですが、麻雀の7枚形って19種類しかないそうです。
なので、この19種類は暗記してしまいましょう。メンチンを早く読み解くためには必須です。
※インターネットで7枚形を検索すると出てくるので気が向いたら調べてみてください。
それともう一つ覚えておいてほしいこと。
それは今のぱっと見である待ちに順子がくっつくとその筋の牌も待ちになるということ。
文字で言われてもわかりづらいと思いますので、画像貼ります。
※ここからは萬子→m、筒子→p、索子→sで表記します。
例えばこんな形。カン4pで待っている形に456pの順子がくっついた場合。
こうなりますよね?
くっつく順子(この場合は456p)の両端の牌が待ち牌の場合はその筋も待ち牌になります。なのでこの場合は7pまで待ち牌になりますよね。
逆に456pじゃなくて234pだった場合は1pが待ち牌になります。
それと単騎待ちの場合はちょっと特殊で両端の牌が待ち牌と同じ牌またはそれにくっつく牌でも筋が待ち牌になります。
混同しないように注意してください。単騎待ちの時だけです!
これは最初のと同じで5pで待ってるところに567pがくっついたので筋も待ち牌になって5・8p待ち。
で、単騎の時だけはこれがOK!5p待ちに678pがくっついて5・8p待ち。
枚数をめちゃくちゃ減らしてるので見ればわかるよ!!って声が聞こえる・・・
いや、私もそう思います。そう思うんですけど、これ、枚数が多くなると見落とすんです!
というわけで、ここまで頭に入れて問題をやってみましょう!
これは何待ち?(1問目)
はい、ちょっとごちゃごちゃしてます。
このままでもパッとわかる方は答え合わせして次の問題に行っちゃってください。
では、解説。
まず、メンチンの待ちを確認する方法ですが、13枚の牌を全部見ようとすると難しく考えてしまいます。なので、少し分解します。
で、分解するときに面子を抜くんですが、基本的には両端の順子(または一盃口)を抜きます。
まずは抜きやすい678pを抜きました。
ぱっと見、3334455pの7枚形がありますね。
この7枚形の待ちは3456p(45pのシャンポンと36pの両面待ち)
で、ここで重要なこと。6pの待ちがありますよね。ということは抜いた面子の端が6pなので、これの筋の9pも待ちになります。
というわけで、一つ目に分解したところは34569p待ちがあることがわかりました。
あと5p待ちがありますが、5p待ちは単騎には取れないので678pの面子がくっついても8pは待ちになりません。
じゃあ、次に数の小さい方を分解します。
345pの一盃口が抜けます。
わかりやすいですね。
23p待ちです。ちなみにこれ345pを抜いてるので、筋の6pも待ちとここでもわかるんですが、これの前に3p待ちというのがわかっているので割愛。
で、この両端の順子を抜いた結果、待ちは234569pということがわかりました。
答え:234569p
これは何待ち?(2問目)
同じ要領で解きます。
ぱっと見、カン5sですね。123sを抜いているので、筋は関係なさそう。
じゃあ、今度は大きい数字の端の順子を抜きます。
69s待ちがありますね。
6s待ちがあって、678sを抜いているので筋の9sは待ち牌になるのですが、そもそもそれはわかっていることなので、これは考慮しなくてOK。
というわけで今回の待ちはカン5sと69sになります。
答え:569s
これは何待ち?(3問目)
ごちゃごちゃしてわかりずらくなりました。
要領はいっしょなので、まずは567mを抜いてみます。
まだわかりづらいですよね。そのまま456mも抜きます。
また出てきました。7枚形の2223334m、これの待ちは2345mです。2224mの34m待ちと3334mの245m待ちの複合ですね。
まず、これ4mの単騎待ちがありますね。なので456mの面子がくっついて、7mも待ち牌になります。
次に5m待ちがあるので、567mの面子をくっつけて8mも待ち牌です。
で、3m待ちなんですけど、3mは単騎待ちに取れないのでこの筋は関係なしと。
なので、234578mが待ちになりました。
234mを抜いてみました。2mと3mのシャンポンですね。
345mも抜いてみました。58mの両面待ちですね・・・
答え:234578m
基本的には数字の大きい方と小さい方の端の順子を1回ずつ抜くとほとんども待ちが看破できるんですけど、上の面子を二つ抜くというちょっと特殊なケースでしたね。下も抜いてみたけど、すでにわかっていた待ちしか出てきませんでした。
これは何待ち?(おまけ)
この形ちょっと見覚えないですか?
4pと6pの暗刻を1pと9pに置き換えると九蓮宝燈じゃないですか?
4枚使いの4pと6pを除いたすべてが待ちになります。
似たような形でこれ。これも3pと7p以外全部待ち牌です。不思議ですね。
このおまけの問題ですけど、実際の理由は置き換えると九蓮宝燈だから!じゃないですよw
ちゃんと待ちは確認してくださいね。
まとめ
今日は多面待ちについて書きました。
大事なポイントは二つ!
①待ちがわからないときは両端の面子を順番に抜いてみる!
②面子を抜いたときは待ちになっている牌の筋に気をつけろ!
以上、2つのポイント。
それとそもそも牌を抜かなくてもわかりやすいシャンポンとかカンチャンは見落とさないように注意してくださいね。
牌を抜くことばかりに注意がいくと本来見えてるものを見落としてつまづくので、足元注意!!
あと、形に強くなると頭の中で牌を並べられるようになるので、思考スピード上がります。早く打てるようになります!(実体験)
正確には何が来たら何を切るというのがわかるようになって、ロスが減るというのに付随して早くなってるだけなんですけどね。
それでも上達は上達なので、ぜひ覚えてみてください!
今日はいつもの”あとがき”はなし!
ここまで、読んでくださった方、本当にありがどうございました。
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