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カバーカーライフ Mj10月号 より

新居浜市・塗装業
柿内 澪士 さん(22)
1969年式 シボレー インパラ
[ 所有歴:1年 ]

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「現実味のない世界だったからこそ カッコ良く感じたし、欲しくなった」

ローライダーといえば “やっぱインパラコンバー”

 存在感バツグンのアメリカンフルサイズにヤシの木&澄み渡る青い空。そして、そこへ佇む“気合いの入った”22歳の若者。舞台はまるで真夏のアメリカ西海岸である。
 どデカいボディに大排気量のエンジンを乗せ、ド派手にカスタマイズされた“ローライダー”は、かつて日本でも人気を博したジャンル。そのブームは低燃費かつ利便性がもてはやされる昨今の風潮に押し流されるかのように下火になっていったが、その火種はまだ残っている。
 日本におけるローライダーブームは今月の表紙モデル、柿内澪士さん(22)が生まれる前の話。当然その人気を肌で感じることはなかったが、柿内さんはSNSなどを通じてその魅力を知ったようだ。
「(ローライダーの魅力を知ったのは)ほとんど画面越しですね。あまり現実味のない世界ではありましたけど、違う世界だからこそ余計にカッコ良く感じたし、欲しくなったんだと思います」
 周囲でローライダーに乗る者はいなかったが、趣味のバイクを通じて県外のローライダー愛好家と繋がり、「クルマを見せてもらったり、イベントにも見に行ってると自分も欲しいなと思うようになって」と購入を決意。最初は90年代のフルサイズを手に入れたが、憧れのクルマは別にあった。
「僕的にはインパラのコンバーチブルがトップなんですよね。やっぱ“インパラコンバーだろ”みたいな」
 シボレー・インパラと言えばローライダーの代名詞的人気モデル。決して手頃なクルマではなく、かつレア度も高い一台だが、ふとしたタイミングで静岡県での出モノを見つけると「即効でその店に連絡しました」と気持ちは固まった。
 オーナーになって約1年。故障などで苦労する場面には直面するというが、「それはローライダーに限らず、古いクルマ全体に言えること。壊れて直すのも醍醐味だし、その手間すら愛おしい」と愛車への愛情は増すばかり。さすがに日常的な足としては利用していないが、「けっこう頻繁に乗っている方だと思います。一人でふらっとどこか行く時に乗ったり」と気分転換できる大事な相棒として活躍中だ。
「最近はローライダーを何となく見たことがあるっていう人が増えてきたのか、街中で写真を撮られたりすることも多くなりました」
 注目度が上がればその輪も広がる。ローライダー人気再燃の日はまたやってくるかもしれない!?

「インパラって68年くらいまでが人気があって、69年から72年までのモデルは好き嫌いがある。でも、僕はそっちが欲しくて探していたら、ちょうど出てきた」と出会うタイミングも運命的だったようだ。
柿内さんのインパラは“SS(スーパースポーツ)”というハイパフォーマンスエンジン搭載車。内装もスタンダードなモデルのコラムシフト&ベンチシートとは異なり、フロアシフト&セパレートシートとスポーティさが強調されている。

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