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「健康づくりのための情報バリアフリー展」に出展しています

高知県の香美市立図書館「かみーる」で開催中の「健康づくりのための情報バリアフリー展」に出展しています。2024年12月14日[土]には、香美市立図書館の山重さん、高知工科大学の篠森先生、手話サークルかかしの会の阿部さんとパネルディスカッションも行います。

会期 2024年12月11日[水]〜12月15日[日]
時間 10:00〜19:00(土日は18:00まで)
会場 香美市立図書館かみーる つながるーむ

展示の見どころ

この企画は、2024年4月に高知市で開催した「困った!を解決するデザイン展」をきっかけに生まれました。

今回は『見えにくい、読みにくい「困った!」を解決するデザイン』から、色・文字・ことばの「困った!」を解決する体験型の展示をしています。図書館で利用できる資料や手持ちのパンフレットなどを組み合わせることで、より身近に活かしやすい立体的な展示になっています。

色のシミュレータ体験には、色に関する本やカラーユニバーサルデザインのパンフレットを組み合わせました。色弱模擬フィルタ「バリアントール」の開発者のひとり、篠森先生のバリアントール展示も必見です。

写真:色のシミュレータ紹介パネルと本の展示。奥にはバリアントールの体験コーナー。
4月の展示で人気だった「コントラストテーブル」もあります
写真:色分けしたカレンダーをめくって、色覚シミュレーション前後を見比べられます
紙をめくって色覚シミュレーションを見ながら、デザインの改善を体験

PLAYWORKSさんのロービジョン体験キットは、大活字本やリーディングトラッカーと並べて展示しています。大活字本は書店での取り扱いがほとんどなく、ページ数や巻数も嵩張るため、個人で入手するのはなかなか困難です。図書館にはさまざまな大活字本が揃っています。お近くの図書館に蔵書が少なくても、相互貸借のサービスを利用すれば、読みたい本を借りられます。

写真:3種類の黒い紙のメガネと、パンフレット
PLAYWORKSさんのロービジョン体験キット
大活字本とリーディングトラッカー、読書バリアフリー法のリーフレット、ABSC(アクセシブル・ブックス・サポートセンター)のパンフレット

「ことばで困った!」のコーナーは、手話サークルかかしの会さんのブースの近くに配置しました。今回の新作「コミュニケーション支援用絵記号カード」のそばには、絵記号を使ったLLブックを置いています。

写真:机の上に絵記号のカードが散りばめてある。「絵記号で会話してみよう」というパネルと、LLブック「植物園の仕事」が置いてあります。
絵記号のカードをめくると対応することばが書いてあります

香美市立図書館かみーるの中央展示架でも、イベントにあわせた関連資料の展示がされています。

イベント概要

イベントチラシ。まちの人たちがそれぞれの日常を過ごしているイラスト

みて、さわって、体験しよう!
心身の健康を育む情報バリアフリーの世界

身のまわりの情報を取得して活用する能力は、個人の特性や年齢によって異なります。情報があふれる現代社会において、スムーズな情報交換は人との交流を活発にし、誰もが快適に健康で暮らせる地域づくりに欠かせないものです。

誰にとっても見やすい色づかいや、読みやすい文章、読書に役立ついろんな道具……情報バリアフリーについて知ることで、自分に合った情報の取得方法や、より多くの人に情報を伝えるユニバーサルデザインを活かす方法を見つけてみましょう。会期中は、香美市立図書館かみーる、香北分館、物部分館で関連資料の展示をおこないます。

手話サークル かかしの会による「手話で楽しむおはなし会」

日時 2024年12月14日[土]13:00〜13:30
会場 香美市立図書館かみーる おはなしのへや
対象 小学生~
申込み不要・参加費無料

パネルディスカッション「健康づくりのための情報バリアフリー」

日時 2024年12月14日[土]
14:00〜15:00 パネルディスカッション
15:00〜15:30 色弱模擬フィルタ「バリアントール」の体験
会場 香美市立図書館かみーる つながるーむ
定員 30名・要申込み(Tel 0887-53-0301)
参加費無料

視覚情報処理、デザイン、図書館の専門家をパネリストにむかえて身近な健康と情報バリアフリーについてやさしく解説します。

  • 篠森敬三(高知工科大学 情報学群長)

  • 間嶋沙知(majima DESIGN)

  • 山重壮一(香美市立図書館統括官)

  • 司会:阿部香織(手話サークル かかしの会)

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