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Michael JacksonのChicago 1945はアルバム “Xscape”のFirst Singleだったかもしれない
お久しぶりです。Kazuです。あまりにLazyすぎる性格のあまりマイケル参加楽曲をまとめるシリーズを放置してはやウン年が経ちますけども、、書きたい欲が沸騰しないとなかなかねぇ、、誰かけつ叩いて下さいよ。
さて、記事を書く2日前の11月11日トロントで行われたMJファンお馴染みBrad Sundbergによるセミナー “IN STUDIO WITH MJに参加して参りました。180ドルって書いてたので勝手にカナダドルと錯覚して購入したら米ドルで270カナダドル取られてしまいました!ドル高!!怒
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セミナーは未発表デモ音源や秘蔵映像を交えながらマイケルとのエピソードを語るもので本人によると2月に日本にも来るそう。個人的にはDangerous期になんで某ブライアン・ローレンが辞めさせられたのかや、リーク済み未発表曲のIf You Don’t Love Meが僕の大好きなBrian Wilsonのコーラスワークを参考にしていた事実。マイケルのこだわり、長年の疑問が解決する場面もあって興味深かったですね。ネタバレしたくないのでこれ以上は詳しく言いませんがぜひ会場へ。
そして、MJオタクの間ではほぼ完成品のとある未発表曲をBradのセミナーで聞けることは有名なんですが、、その曲が今回のテーマ “Chicago 1945”。 今回本楽曲を初めてセミナーで聞いて、もしかしたらこの曲が没後2作目の未発表曲集 "Xscape"のリードシングルであった可能性に気づきました。書くほどのことでもないかなと思いましたが、Xscapeをリアルタイムで経験したものとして、当時の関係者のムーブを記録に残せる意味合いもあるなと思い、記事にしてみることにしました。では、この楽曲について探偵ごっこしていこうと思います。Chicago 1945の感想前にネタバレ警告もありますので、曲の印象について知りたくない、という方も安心して目を通されてください!
幻の未発表曲 “Chicago 1945”が完成度高すぎた!
さてまず “Chicago 1945” とはなんぞや。まずこの曲の背景から簡単に説明していこうと思います。時は1982年、マイケルはThriller製作中です。このアルバムを世界一の出来にするべく、マイケルは作曲に励む一方、プロデューサーQuincy Jonesは外部のミュージシャンやソングライターの楽曲に目を光らせていました。そんな中、彼はThriller収録曲の演奏で参加していたバンド “Toto”のメンバーであるSteve PorcaroのDemo音源に腰を抜かします。完成していたMichael Sembello提供による “Caroucel”(Thrillerの2001年リマスターのボートラやThriller 40でお披露目済み)と差し替えられ、よりアルバムの完成度を高める形となった曲がみなさんご存知この曲。
Michael Jackson - Human Nature
そして1982年11月29日、のちに全世界で1億枚以上を売り上げ、現在も世界で最も売れたアルバムとして名高い、アルバム “Thriller”が世界に投下されます。
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このアルバムが発売されてから数週間後、Human Natureを書いたSteve Porcaroと再度セッションを行います。そこでマイケルは2曲を録音。一曲はポーカロによる “Dream Away” (リーク済みですが僕は聴いてません)。そしてマイケルが歌詞を、ポーカロが作曲を担当したのが、今回テーマの “Chicago 1945”です。まだ聞きたくない人は再生しちゃダメっす
本楽曲は以前記事にしました1993年の盗作疑惑裁判の時の証拠として、裁判所に提出された未発表曲のリストに含まれており、マイケルに直接この曲について尋ねる様子をネットで見ることができます。
この曲はBrad Sundbergのセミナー中に彼のパソコンが盗まれる事件があり、そこから映像やら音源やら全部ネットに漏れたということがありまして、、そのうちの一曲です、、
*以下僕の曲に関する感想を含みます。軽いネタバレすら嫌な方は次項に飛んでください。
本楽曲はのちにBad25収録されるAl Caponeに進化し、最終的にはSmooth Criminalになったという噂がありましたが、実際はそうではありません。音楽的にAl Caponeとスムクリには明らかな繋がりがありましたが、Chicago 1945は完全な別曲でした。無理やり探すとしても冒頭のサイレンや歌詞にAl Caponeが出てくる程度です。
僕はこの曲はオフィシャルでしか聞かねえ!と意気込んでたんですが、まぁセミナーで流れるならしゃーないからそん時は聞くぞと。案の定流れまして、まぁ完成度の高いこと。グルーヴはキレッキレ、ホーンまで入ってました。鳥肌立ちまくりで、これはポーカロの言う通りインストもボーカルも完成している楽曲だなと。しかし曲調はThrillerともBADとも、はたまたJacksonsのアルバムVictoryとも交わらないサウンドで、どちらかというと80年代の映画の主題歌としてフィットしそうな曲調なんですね。完成度とは別にマイケルの生前のアルバムにフィットする場所があるか、と言ったら、そうじゃない感じです。
しかし僕は今後オフィシャル発表までは聞かないつもりですが、あまりにキャッチーな曲すぎて、一部脳内で再生できちゃうという。これが未発表のままなんて勿体なすぎる。
不定期探偵ごっこシリーズ: “Chicago 1945”はアルバムXscapeのファーストシングルだったかも?!
さて、ここからが本題です。この曲を聴いてしばらくして、マイケルが亡くなってから二枚目の未発表音源を集めたアルバム “Xscape” のことを思い出しました。今回曲を聴いたことや、アルバム“Xscape”発売時期のエステートや関係者のムーブを思い出してみてこの説が浮上したんですね。
“Chicago 1945”はアルバムXscapeのファーストシングルだったかもしれない、、
なぜそう思うのか、僕が覚えてる限りの事実を並べてながら説明してみたいと思います。文章下手くそですが良ければお付き合いください。
1: ポーカロはChicago 1945のXscape収録を断った。
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マイケルの遺産管理団体(以下エステート)から本曲と “Dream Away”をXscapeに収録したいとの問い合わせがあったそうなのですが、*ポーカロは「完成してる曲に手を加える必要ない」という理由で却下しています。
*エステートは未発表アルバムを作成する際、曲を時代に合わせたリミックスを施して発表するコンテンポライズ(現代化)、悪く言えば、マイケル本人の音楽的意向をフル無視してバッキングトラックを作りなおして発表しています。没後1作目のアルバム“MICHAEL”の際、ボーカルをいじったり、なんなら偽物のボーカルまで登場した始末で、そういうこともあってファンの批判が高まり “Xscape”ではマイケルが残したオリジナルバージョンも併せて収録される形となりました。
2: Xscapeのプロデューサーは未発表曲の “Chicago”という楽曲がリードシングルになるとフライングで発表したが、結局別の曲がリードシングルになった
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*少しここからややこしいので先に言っておきます。マイケル没後2作目の未発表曲集 “Xscape”に収録された “Chicago”。この曲は前述の “Chicago 1945”とは全くの別物、録音された時期も作曲者も全く違います。
さて、一緒にアルバム“Xscape”の発売の一年前に遡ってみましょう。この時点でChicago 1945がほぼ完成系の楽曲であることは噂程度で、Xscapeの候補に上がったことすら知りませんでした。一旦Chicago 1945のことは隅におきます。
本アルバムのほとんどのコンテンポライズ(現代化)を担当したプロデューサー “Timbaland”がアルバムが出るなんて話が一切出ていない時に「マイケルのアルバムを作ってるぜぇ」とインタビューで明かします。当時、この発言にマイケルの未発表曲が出るぞ!と喜んだことを覚えています。コンテンポライズには反対ですが、マイケルの新しい声がまた聞けるぞ!と。その際の映像がこちら。
そして本映像でファーストシングルとして“Chicago”という楽曲がリリースされるとの発言が。実際アルバムに “Chicago”は収録されます。“Chicago 1945”とは別曲ですよ。(再確認)
Michael Jackson -Chicago
しかし、実際アルバム “Xscape”からのファーストシングルとして先行リリースされたのは"Chicago"ではなく、この楽曲でした。
Michael Jackson - Love Never Felt So Good
結果はマイケル没後としては最も成功したシングルとなり、結果1971年の初ソロ曲 “Got To Be There”から2010年代まで各10年区切りで50年にわたってビルボードのシングル・トップ10にヒット曲を送り込んだ唯一のアーティストになったんですね。
さてXscapeの “Chicago”と “Love Never Felt So Good”、どっちがファーストシングルの方が良かったか、多分、多くの方はがキャッチーでポジティブなラブソングでOff The Wall期を思い出させる後者を支持する人が多数なのではないでしょうか? チャートの成果としてもこの決定は大正解だと思います。
3: Xscapeの収録曲のほとんどは発売されるかなり前からネットに流出し、ファンの間で人気の高い楽曲が揃っていた。
さらに、ここで他の収録曲を見てみましょう
1. Love Never Felt So Good
2. Chicago
3. Loving You
4. A Place With No Name
5. Slave To The Rhythm
6. Do You Know Where Your Children Are
7. Blue Gangsta
8. Xscape
太字の楽曲は “Xscape”リリース前にすでにネット上にリーク済み。つまり “Chicago” と “Loving You”の2曲を除く全曲はすでに熱心なファンなら知ってる曲だったんですね。そんなリーク済み楽曲の中にはマイケルのホログラムパフォーマンスに使用されたSlave To The Rhythmもありました。この曲は「2000年代前半にすでにリークしていたタイトル曲の “Xscape” 」と並んで人気の高かった印象です。
この曲はスマホのCMにも使用され話題になりました。さらにリリース前の2012年ごろにはJustin Beiberを参加させたバージョンまでリークしています。もちろんマイケルの死後に関係者によって作られたものです。ここからもSlave To The Rhythmの公式側の関心の高さがわかりますよね。
Xscape収録の"Chicago"、めちゃくちゃかっこいいですし大好きな曲ですが、先行シングルやシングルカットをするとしたら明らかにLove Never Felt So GoodやSlave To The Rhythmの方が商業的だと。
つまり他の人気曲を差し置いて"Chicago"を優先するとは商業主義のエステートがするとは考えずらい気がするんですね。
4: “Xscape”収録の “Chicago”はエステートによる改題だった。
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“Xscape”に収録された “Chicago”についてもっと深掘りしてみましょう。当時から未発表曲に興味があった僕はTimbalandのフライング(第二項目参照)以降、いろいろ調べてもマイケルの未発表曲リストに “Chicago 1945”はあっても “Chicago”という曲が存在しないことはトラックリストが発表された時点で不可解に思っていました。この疑問についてですが、曲のサビの歌詞や“Xscape”のブックレットのライナーノーツを見ると、この曲の別名が “She Was Lovin’ Me”であることがわかります。
マイケルは “Chicago” (別名She Was Lovin’ Me)を聴いた時、その曲に惚れ込みました。1999年、ソングライター、プロデューサーであり、ソニーミュージックの元副社長でもあったCory Rooneyによるスクラッチ・デモがロスのマイケルの元に送られました。数日後、マイケルはニューヨークへ飛び、マンハッタンにあるスタジオHit Factoryで録音の準備を整えていました。
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She Was Lovin’ Meでしたらタイトルのみですがファンの間ではすでに知られていた曲でした。あー、あの曲がChicagoなのね〜と。
さらに “Chicago” ライナーを読み進めると、ご丁寧にこんなことも書いてます。
この曲はしばしば “Chicago” と呼ばれてきました。(Bad Sessionでのマイケルの未発表曲“Chicago 1945”と混同してしまいかねませんが、おそらく"I met her on my way to Chicago," という歌詞によるものでしょう)
出し惜しみ&「そんなものは存在しません」が口癖の自称最も影響力のある遺産管理団体さんがありがたくも完全未発表曲である “Chicago 1945”に言及くださっている。つまりエステートはこの曲の存在を認知しています。先述の通りXscapeの候補曲であったとすれば関係者の頭の片隅にあったはずです。
しかしこのライナーを読んで、僕はマイケル達がShe Was Lovin’ Meを別名Chicagoと呼んだとは思えないんですよね。She Was Lovin’ Meという歌詞はサビで連呼されるのに対して、Chicagoは冒頭のにぼそっと、一度のみ曲の舞台として聴き手に提示されるだけです。僕たちが普段聴く音楽でもタイトルがサビに出てくるパターンってあるあるじゃないですか。Billie Jean, Beat It, Thriller, Bad, さっき出てきたHuman Natureに至るまで、マイケルの曲でもタイトルが曲の美味しいところやサビに出てくることが多いですよね。
Xscape収録曲も “Chicago”以外は、サビにタイトルが入っており、印象的に連呼されています。
そうこう考えるうちに有識者でXscape関係者に取材し本まで出していた Damien Shields氏による”She Was Lovin’ Me”の作曲者Cory Rooneyへのインタビュー記事を執筆中に発掘。ここに決定的なことが書かれていました。
エピックレコードはアルバムのために勝手に “Chicago”と改題した。Cory Rooneyがソニーに提出したトラックシートや関連書類には全て “She Was Lovin’ Meと記載されており、実際BMIにも “She Was Lovin’ Me” として登録されている。ー中略ー Cory Rooney 「この曲のタイトルは “Chicago”じゃなかった、一度もね。この曲はずっと “She Was Lovin’ Me”と呼ばれてきたんだよ」
ここでエステート側による一方的な改題が確定しました。ライナーノーツにはいかにも元から “Chicago”と言われているような言い方でしたが。てか、タイトルいじるなよ。
アルバム発売当時の個人的な結論は次の曲が “Loving You”であり、She Was Lovin’ MeとLoving Youが2曲並ぶは混乱を招く可能性があり好ましくないからだ、ということ。
しかし先日Chicago 1945を初めて聴いて別の説が見えてきました。
5: エステートによるタイトルの変更には前科がある。
ちなみに少し脱線しますが、エステートによるタイトルの改変は前科があります。マイケルがこの世を去って最初にリリースされた楽曲 “This Is It”です。
当時確か公式側の説明ではこの曲はマイケルが開催予定だった同名のツアー “This Is It”のために用意していたデモだという説明だったと記憶しています。
エステート「だって冒頭にThis Is Itって言ってるやん」
でも実際は”Diana”のヒットで有名な “Paul Anka”との83年ごろのコラボ曲であり、正式なタイトルは “I Never Heard” で、さらにSafireというアーティストに提供され91年には同タイトルで世に出ていた曲だったんですね。
Safire - I Never Heard
マイケル版リリース後は結局Paul Ankaとはクレジットの有無で裁判沙汰になったはず。のちに和解後はエステートと協業し、Xscapeにも収録された前述の “Love Never Felt So Good”やDrakeがコンテンポライズでマイケルとのデュエットとしてヒットさせた “Don’t Matter To Me”も同セッションからのものでした。
しかし冒頭にポット出た印象的な言葉をタイトルにしちゃう点、Chicagoと同じですよね。
6: “Xscape”の収録曲は24曲から8曲へ絞られた。
“Xscape”発表時のビルボードの記事「新しいマイケルジャクソンのアルバムから学べる5つのこと」(5 things we learned about the new Michael Jackson album)では “Xscape”の選曲についての言及がありました。
プロデューサーたちは24曲の可能性のある曲を20曲に、さらに14曲に絞り、最終的に8曲が収録される。
この事実はファンには嬉しいトピックかもしれません。つまりはアルバムなどに使えるであろうハイクオリティな楽曲が、”Xscape”収録曲を引いて少なくとも16曲はあるということです。
この16曲のうち、第一項目でまとめた通りSteve Porcaroの発言を元にすると”Chicago 1945”も入っていたはずです。
加えて有識者Damien Shields氏によると “I Was A Loser”や 先日リークしてしまったRodney Jerkinsらによる “Can’t Get Weight Of Off Me”、Bad期の “Throwing Your Life Away”などが候補に上がっていたのではないかと。
7: 没後1作目MICHAELから漏れた楽曲も制作時にコンテンポライズ版が作られていた。
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前述の通りXscapeに収録されているほとんどはネット上ですでに流出していました。
そのうち “Slave To The Rhythm”と “Do You Know Where Are You Childrem Are”の2曲は流出したものと “Xscape”に収録されたマイケルが残したオリジナル版のオケが別物でした。
実は流出したものは没後1作目のアルバム “MICHAEL”のために作られたコンテンポライズ版だったんですね。聴き比べてみましょう。
Michael Jackson - Slave To The Rhythm
Michael Jackson - Do You Know Where Are You Children Are
特にBad期に作られたDo You Know〜は明らかに後者の方がBad期らしい音作りですよね。
また “MICHAEL”制作時、のちにBruno MarsとのUptown Funkで爆発的なヒットを生むMark Ronsonが “What A Lovely Way To Go”をコンテンポライズしたことを明かし、まるでイマジンやエルトンのGoodbye Yellow Brick Roadのような曲だと明かしていました。(マイケルの残したデモ版が2022のThriller 40でついにリリース済み)
そして、、例のChicagoこと “She Was Lovin’ Me”もマイケルの甥Taryll Jacksonと作曲者のCory Rooney本人によってMICHAEL制作時にコンテンポライズされていたことがXscapeリリース後のリークによって明らかになりました.それがこのバージョンです。
つまり、以上のことからエステートは、MICHAEL制作時、デモ音源をある程度選び、コンテンポライズ(現代化)をしてから、曲数を絞ったということです。
、、ということは、アルバム “Xscape”が前述の14曲、もしくは20曲まで曲を絞った時点でコンテンポライズが行われた可能性もあり得る。少なくともアルバム"Xscape"の候補を14曲に絞った時点ではコンテンポライズをやってるじゃないかと思うんですよね、
そして、もしポーカロに収録許可を求めた時点でChicago 1945のコンテンポライズが終わっていたら、、
まとめ
ここまで述べてきた考察や事実から、もしやTimbalandが1年前にフライングした1stシングル予定の“Chicago”(第二項目参照)って “She Was Lovin’ Me”じゃなくて “Chicago 1945”の方だったんじゃないのかと思うわけなんですね。
これは単なるオタクの予測でしかないですし、全然外れてる可能性もありますが、めちゃくちゃキャッチーな “Chicago 1945”を聴いて、別の可能性が見えてきた。 “Love Never Felt So Good”や “Slave To The Rhythm”に張り合うなら “She Was Lovin’ Me”を最初にシングルするよりも “Chicago 1945”をリードシングルにした方が明らかに張り合えるはずです。前者に比べて後者は明らかにシングル向きなキャッチーさです。もしもChicago 1945のコンテンポライズがTimbalandによって完成されており、それからポーカロに収録許可を求めたと考えると、発売から一年前のフライングした時点では"Chicago"が"She Was Lovin' Me"ではなく、"Chicago 1945"であった可能性も否めないと思うんですね。これなら最終的に収録された"Chicago (She Was Lovin'Me)"がリードにならなかった理由としてしっくり来る気がします。
つまり新しい説としてはこうです、
コンテンポライズ後にエステートが作曲者のポーカロに許可を求めるも、NGが出てしまった。しかしすでにTimbalandが “Chicago”というタイトルを公にして注目を集めてしまっている。迷った関係者が “She Was Lovin’ Me”のタイトルを “Chicago”に変更した。
最初の説のLovin’ MeとLoving Youが2曲並ぶ紛らわしさも防げて一石二鳥です。
こんなアホらしいこと普通ならありえないんですが、マイケルのエステートだとありえそう。。
まぁ5時間くらいかけて書きましたが、こんなんどーだっていいんですよ。エステートがどうとか。結局は神とマイケルのみぞ知るってところで、、今は “Chicago 1945”がちゃんとした形でリリースされることを祈るばかりです。
おまけ: マイケルとポーカロ。3度目のコラボ “For All Time”
Human Nature、Chicago 1945そしてDream Awayを共に制作したSteve Porcaro。7年後の1990年ごろ再びマイケルに呼び出され、アルバム “Dangerous”のために一曲書きます。それがこの曲でした。
Michael Jackson - For All Time
この曲、Dangerous期のアウトテイクにも関わらず、マイケル存命の2008年、Thrillerの25周年記念盤で、スリラーのアウトテイクとして発表され陽の目を見ます。ポーカロは、いまだにその理由がわかってないそう。w