【採用FAQ】面接で聞きづらい14の質問を、候補者に代わって人事担当に聞いてみました
はじめまして。最近「コーポレートスタッフ部人事グループ」に配属されました青山と申します。
この記事は、候補者の方から面接でよく聞かれる質問の中でも、「面接ではちょっと聞きづらい…」「本音を知りたいな…」と思われる質問をまとめ、同じく人事グループの先輩に聞いてみました。
以下の目次より、気になる質問の回答だけでも読んでいただき、疑問解消に役立てていただければ幸いです。
Q1: 「実際の平均残業時間はどのくらいですか?」
当社の就業時間は1日7.5時間となっており、残業時間は全社平均で月25時間程度です。ただし、繁忙期と閑散期には多少の差があり、閑散期には全社平均が24.7時間まで抑えられています。業務量が集中する繁忙期はどうしても時間外労働が発生しますが、その場合でも効率的な働き方ができるよう、業務分担の見直しやサポート体制の強化を行っています。
また、フレックスタイム制度を導入しており、始業・終業時間に柔軟性を持たせることで、社員が自身のライフスタイルや業務内容に合わせて働ける環境を整えています。コアタイムが11:00-15:00なので、例えば、家族に合わせて遅めに出勤したり、早めに退勤して勉強や習い事の時間につかったりすることも可能です。
Q2: 「どのようなときにリモートワークを活用していますか?」
リモートワークについては、特に作業に集中したい日やじっくりと取り組む必要のある業務がある際や、移動時間短縮のために活用されています。例えば、資料作成や入力業務などは、自宅で行うことでオフィスにいる時以上に効率的に進められる場合もあります。
実際、社員からは「通勤時間やがない分、時間を有効に使える」「他の業務に邪魔されず、集中力を維持しやすい」「現場からの移動時間を業務に充てることができて効率がよい」といった声があります。
リモートワーク場所は自宅の他、サテライトオフィス、外部のコワーキングスペースなど多々あり、働きやすい環境が整っています。
Q3: 「有給休暇は取りやすいですか?」
当社では、有給休暇の平均取得日数が12.3日と、全国平均の10.3日(令和4年度厚生労働省調査)を上回る水準を維持しています。入社初日から有給休暇が付与されるため、新しい環境に慣れるタイミングでも安心してリフレッシュすることができます。
また、5日以上の長期連休を取得する社員も少なくなく、「旅行に行く」「家族とゆっくり過ごす」など、それぞれが有意義に過ごしています。部署内での業務調整やサポート体制を整えているため、計画的に躊躇することなく休暇を取ることが可能です。
Q4: 「社員同士で飲み会やイベントに参加する文化はありますか?」
当社では、年に2回の社員総会や年1回のソフトボール大会など、全社イベントを通じて社員同士のコミュニケーションを深める機会を設けています。社員総会はオンラインとオフラインを組み合わせて実施し、経営計画の共有や社員表彰を行うことで、会社全体の一体感を高める場となっています。
また、部署内にとどまらず、他部署を巻き込んだイベントや勉強会が自主的に企画されており、会社としても積極的に支援を行っています。飲み会に関しては自由参加の形式を取っているため、強制されることなく、自然な形での交流が行われています。
Q5: 「評価制度はどのようなものですか?」
当社では、半期ごとにMBO評価(目標管理制度)と、年に一度の行動評価を実施しています。評価のプロセスとしては、社員自身が目標を設定し、それに対する達成度や取り組み姿勢を上長が評価します。
評価後には1on1面談を実施し、上司から目標達成に向けたアドバイスやフィードバックを行っています。この面談は、今後のキャリアについて相談する場としても活用されており、「上司との対話で自分の課題や目標が明確になった」という声が多く寄せられています。評価結果は賞与にも反映されるため、社員のモチベーション維持や業務への意欲向上にもつながっています。
Q6: 「職場環境は良いですか?」
社員の声に耳を傾け、改善を続けることで働きやすい環境づくりに努めています。例えば、オフィス移転時にフリーアドレス制を導入して領域関係なくコミュニケーションが取れるような環境を整えました。移転後のオフィスは機能性が評価され、日経ニューオフィス賞も受賞しています。
Q7: 「退職者の理由として多いものは何ですか?」
退職理由としてはキャリアチェンジが主なものです。ただし、定着率は高い水準を維持しており、2023年度のデータでは中途採用者の入社3年目の定着率は84%、新卒採用者では83.3%(建設業平均:64.4%)となっています。
キャリアの選択肢を増やすために新たな道を選ぶ社員もいますが、長期的に活躍している社員も多く、当社が提供する教育制度や働きやすい環境が、一定の定着率に寄与していると考えています。
Q8: 「上司や同僚とのコミュニケーションで一番苦労する点は何ですか?」
フリーアドレスやテレワークが進んだことで、コミュニケーション不足が懸念されましたが、当社ではSlackを導入し、日常的なやりとりや業務連絡を効率化しています。
また、社内イベントや社内報などのを発信する専用チャンネルを設けることで、社員同士が活発にコミュニケーションを取れる工夫をしています。対面とオンラインの両方をうまく組み合わせ、スムーズな情報共有を図っています。
Q9: 「入社後はどのようなサポートがありますか?」
入社後は、ベテラン社員によるOJTを中心に業務を覚えていただきます。さらに、職種に応じた研修制度も整えており、専属のグループがサポートにあたります。これらの研修は、経験豊富な社内講師が講義形式で実施し、入社された方のスキルや経験に合わせてカスタマイズされるのが特徴です。例えば、営業未経験で入社された方には基礎から学べる内容を、経験豊富な方には即戦力としての高度な知識を提供しています。研修後も上司や先輩社員が伴走する形でサポートするため、安心して業務に取り組める環境が整っています。
Q10: 「社内でのコミュニケーションはどのように行われていますか?」
当社では、前述のとおり日常的なコミュニケーションにSlackを活用しています。
さらに、コミュニケーションスキル向上の一環として、一定数の社員にコーチングプログラムを受けてもらい、1on1の機会を増やす取り組みも進めています。例えば、上司と部下が月に1回じっくり話し合う場を設けることで、業務の進捗だけでなく、キャリアや働き方についての悩みも気軽に相談できる環境をつくっています。社員同士が適切にコミュニケーションを取り合うことで、信頼関係の構築と組織力の向上につなげています。
Q11: 「社内でのキャリアパスや異動の機会はありますか?」
当社では、社員のスキルアップやキャリア形成を支援するため、ジョブローテーションを積極的に実施しています。例えば、営業職から企画部門への異動や、技術職から新規事業開発部門へのキャリアチェンジなど、社員の適性に合わせて幅広い経験が積める仕組みです。
また、年1回実施する社員アンケートでは異動希望をヒアリングし、本人のキャリア観をしっかりと把握するようにしています。「他部署で自分の可能性を広げたい」「これまでの経験を別の領域で活かしたい」といった声を受け止め、実際にキャリアチェンジを果たし、活躍している社員も多数います。
Q12: 「育児や介護など、家庭の事情に対するサポート体制はありますか?」
育児や介護と仕事の両立を支える制度として、育児休業制度や介護休業制度を整備しています。女性社員の育児休業取得率は100%であり、男性社員についても取得実績があります。
さらに、お子さんが中学に入学するまで時短勤務が可能なため、育児の負担が大きい時期にも柔軟な働き方を選択できます。これは社員の声をもとに実現したもので、年1回の社員アンケートでも、家庭の事情や働き方に関する要望をヒアリングし、制度改善につなげています。このように、社員のライフステージに合わせたサポート体制を強化しています。
Q13: 「社員のモチベーション維持のために行っている施策はありますか?」
社員一人ひとりの努力や成果をしっかりと評価し、モチベーションを維持するための取り組みを行っています。例えば、資格取得支援制度では通信教育講座の費用負担や、資格取得時の報奨金支給を実施しています。これにより、スキルアップに励む社員が多く、個々の成長が会社全体の成長にもつながっています。
また、年2回の社員総会では、特に成果を挙げた社員やチームを表彰し、全社的に称える場を設けています。さらに、半期ごとの評価後には1on1フィードバック面談を実施し、社員が自分の強みや課題をしっかりと把握し、次のステップに向けて意欲的に取り組めるようサポートしています。
Q14: 「離職率を下げるために具体的に行っている施策はありますか?」
離職率低下に向けた取り組みとして、当社では組織診断サーベイを導入し、組織全体の健康状態を定期的に把握しています。サーベイの結果は部署ごとにフィードバックし、低評価の部署には改善策の実施を要請しています。
例えば、サーベイ結果をもとにコミュニケーション不足が指摘された部署では、1on1面談の頻度を増やしたり、業務フローを見直すことで働きやすい環境づくりを進めました。その結果、社員からは「相談しやすくなった」「業務の進め方がスムーズになった」という声が増え、離職率の低減につながっています。
今後も社員一人ひとりが長く安心して働ける環境を提供できるよう、現場の声に耳を傾け、柔軟に改善を続けていきます。
今回の記事に掲載した質問はほんの一例です。他にも気になることがありましたら、面接でどうぞ遠慮なくご質問ください。
「三菱地所ホームに入ってよかった」とたくさんの社員に思ってもらえる会社になるよう、これからもさらに働きやすい環境づくりに努めてまいります。当社に興味をお持ちいただけましたら、ぜひ下記よりご応募ください!