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オンボロ物件再生なるか第2話

築50年のオンボロ物件の団地を将来の終の棲家にしよと、手に入れたおかん。今はシェアハウスにしようと見積もりを業者に頼んだのはいいが、どれも「うーん、だめ」で「どうしよう。頼める人がいない」という状態に。それでも、その頃は毎日物件に通勤していました。

目を覆う、いや目を開けて掃除だ

「ガチャ」っと玄関のドアを開けて部屋に入ると「ふぅー」と大きなため息。視界に入ってくる光景は、カビが生えた壁、油だらけのキッチンとリビング、窓にもカビと油が付き、居室の畳は黒カビとささくれだったいぐさ。床は埃だらけで荷物の置き場所にも困る状態です。「これではいかん。リフォーム云々より、とにかく掃除だ」となったのです。

何十年も蓄積された汚れ

ここで新たな登場人物、助っ人くんも加わりました。彼は電気職人ですが、器用で働き物です。期待大でした。しかし、通常の掃除では何十年も蓄積された汚れやカビが、そんなに簡単に落ちるはずがないことをすぐに実感します。拭いても拭いても取れない汚れ。その当時はお湯が使えなかったので、水と液剤を使うことになります。カビ取りスプレーをかけてもびくともしないカビ。油汚れもなかなか落ちません。「だめ、落ちない」と助っ人くんは早くもあきらめ模様でした😬

これしかない

ここで、おかんは最終手段に入ります。「キッチンハイターの原液で拭こう」というと助っ人くんは完全否定。ハイター自体を使うことに反対だったのです。でもそんなことは言ってられません。おかんはハイター原液をスポンジに付けてこすっていきました。するとどうでしょう。黒カビは見事に落ちていきました。油汚れもマジックリンの原液とハイターが大活躍。壁、押し入れ、浴室、洗面所の黒カビもキッチンハイターで落としていきました。キッチンハイターすさまじし。そしてマジックリンで拭き掃除をして、やっとリフォーム前の土俵に上がったのでした😌

でも、肝心なリフォームをしてくれる業者は見つかっていませんでした。

灯台もと暮らし

「誰かいないかあ」とない知恵と記憶をたどっていったおかん。「あの人に聞いてみようか」と閃きました。あの人とは以前、おかんの家のリフォームをしてくれた大工さんでした。91歳と高齢でもう仕事はしていなかったのです。「もしかしたら、知り合いの大工さんを知っているかもしれない」と電話をしてみることにしたのです。「団地をリフォームしたいんですが、どなたか知り合いの大工さんはいませんか」と聞くと「それならOさんに連絡してみますよ」と早速電話を入れてもらい、物件を見に来てくれることになったのでした🙂

この物件は最上階の5階の角部屋です。見晴らしはいいし風も通り、2面バルコニーになっています。買う時は、前の所有者が居住中だったこともあり、細かく見なかったとはいえ、掃除で疲労困ぱい。前途多難だよー😰

さいごまでお読みいただきありがとうございました。スキやフォローもいただきありがとうございます。それではまたね。ばいばーい😃












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