バイト先は山の上で第1話
こんにちは、アラカンのおかんです^^ コロナで経営していたゲストハウスのお客様がほぼゼロに😵日々悪戦苦闘しながらもほっこりしたものを書いていきたいと思っています😄今日は学生時代のバイトの話しです。
20歳の記念に
20歳になったおかんは、何か20歳の記念になることをしたいと思っていました。ある日、友人が夏休みに山小屋でバイトをする予定だと話しました。おかんは「何か、面白そうで、いいな。自分もやってみたいな」と思い、「一緒にやりたい」と言うと、友人は「一人で行きたいから」と、あっさりとお断りになりました。「山小屋でバイトをすれば、20歳のいい記念になるに、違いない」と、思ったおかんは、「どうやって、そのバイトの募集をしている山小屋を、見つけようか」と、思案しました。ちなみに、おかんの登山歴と言えば、小学校の遠足で低い山に登ったことと、丹沢周辺の山を登ったくらいの、ドシロウトでした。
山小屋探し
その頃はバイト先を探す時は、学校の掲示板や、店先の募集の貼り紙を見るくらいで、アルバイト情報誌も、ほぼありませんでした。ましてやバイト先は、山の上です。そこで考えて、本屋に行き、山岳情報誌なるものを手に取りました。パラパラめくっていると、募集のコーナーが。「ありました」山小屋で働く人を募集しているではありませんか。早速、その情報誌を買い、家に戻ったおかんは、山小屋の担当者宛てに履歴書を送りました。そして、ほどなくして、採用が決まったのでした。
親の反対が
採用が決まったあと、初めて親に報告したのですが、当然のごとく、心配され、反対されました。しかし、せっかく見つけた「20歳の記念のバイト」をあきらめきれず、「絶対、行くからね」と言い張りました。心配した母は、職場の同僚で、たまたま山登りが趣味の方がいて、その山小屋のことについて、聞いてくれました。そして、母から意外なことを告げられるのでした。
評判の山小屋!
母は「その山小屋は、評判が悪いらしいから、やめたほうがいい」と、おかんに告げました。「何で」と尋ねると、「あまり、いい噂の聞かない、暴力小屋らしい」と言うのです。「えっ、暴力小屋ってどういうこと」と、納得がいかなかったおかんですが、何か恐ろしい小屋に思えてきました。「ちゃんと働かないと、暴力をふるわれるのかな」と思ったり、「山の上だから、そう簡単に逃げられないし」と。そして、考えた末に、その山小屋の担当者宛てに、お断りの手紙を出したのでした。「これで、山小屋でバイトをするのは、なしになったな」と、しょんぼり思うおかんでした。
つづく
さいごまでお読みいただきありがとうございました。スキやフォローもしていただけると励みになります。それではまたね。ばいばーい😃