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【何切る解説】111345667m677p79s (自分の河に2m)

本日は2問あります。Mintさんの実戦譜です。

■ 11145667m677p79s ツモ2m

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ラス親、トップと700点差の2着。ここから何を切るか?
アガりさえすればトップですが、流局した場合の次局は苦しそう。
(※トップが入れ替わったとしても、親かぶりでまくられる可能性がある)
そのため、速いテンパイはもちろんとして、できればアガリまで結びつく形が欲しいところです。

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受け入れは上記のようになっています。
マンズの形245667は、いわゆる「リャンメンカンチャン」(3・5-8mの受け)です。
直接的なのは、受け入れ最大の打6p。
ただし、カン8sテンパイ濃厚。リャンメンテンパイ変化は6sしかありません。「カン8s待ちが良さそう」という考えならば、この打6pは正解のひとつでしょう。
 
私のオススメは、6pを残しての打2mです。
裏目は3mのみで、ソーズを縦引きなど変化に強い構えです。

実戦でのMintさんの選択も打2m。
すぐ次の巡目にツモ3m。ド裏目です(´・ω・`)
(※前巡2mを残していれば、メンツが完成していました。)


■ 11145667m677p79s ツモ3m(自分の河に2m)

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実はここからが本題です。何を切りますか? 考えてみましょう。
 
前巡2mと切っているということで、3mをツモ切る方が多いと思います。
ですが、ここでは前巡切らなかった打6pが「選択肢のひとつ」として存在するのです。
 
「そんなバカな? 前巡6p切らなかったんだから、ここでも切らないぞ」「マンズの3面受け残しても、2m切ってるからフリテンになるぞ」
 
そんな声がほとんどだと思います。
ですが、もう一度、形を確認してみましょう。

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受け入れは上記の通り。受け入れ最大は前巡同様打6pのまま・・・
受け入れ枚数はというと、前巡より増えているのです。
(※前巡は、3m・5m-8m・8s 受けの4種15枚。)
 
そして、今回の形は、カン8sを引いてテンパイしたとしても、3mを切って5m-8m待ちに受けられるので、フリテンにならないのです。
 
「受け入れが増えている」そのことから前巡とは条件が変わっています。
「1巡目経過している」ことも考慮した方がいいかもしれません。
(※実際には、全員ツモ切りしてますがw)
 
これが絶対と正解というわけではありませんが、打6pを「選択肢のひとつ」とできるかどうかは成績に大きく影響するでしょう。

本題からズレるのでここでは触れませんが、打6m・打7m・打7pも、それぞれ「選択肢のひとつ」になります。


■ まとめ

・アガリトップ条件でも「流局OK」とそうでないケースがある。
・「フリテン」はテンパイ時に初めて「フリテン」になる。
・1巡後が、前巡と同条件とは限らない。


■ 元ネタ


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