ヴィクトリアマイル勝ち馬予想とレーン騎乗レース回顧2
その1の土曜東京7Rアルナージェインの馬主であるMKレーシングのTwitterアカにレーン騎手のコメントがあったので要約しました。
レーン騎手
「しっかり折り合ってコンタクトを取りながらレースが出来ました。抜け出した所でソラを使ってしまった。
後続が迫ってきた所で再度反応したが少し離れていたのもあって押し切れなかった。」
うーん、やはりソラ使いを用心してましたね。
先行力が高いのでマイルだと抜け出しが早いから距離短縮したのかな?
それでもこの追走能力の高さを見せて、次戦も楽しみですね。
あれ以上追い出しを我慢すると脚を余してそれはそれで後ろに差されるので仕方なかったんじゃないですかね。
最後少し芝の悪い最内にヨレてるのも惜しかった。
手前替えて芝の良い外に寄せて勝ち馬とファイトできてれば競り勝てたかもしれませんね。
他にもテン乗り先行馬は日曜4Rジュドー(2番人気)を無難に2着に導きました。
ここは勝ち馬が強すぎただけだと思うし鞍上も直線でうまくブロックしてました。
レーン騎手はこの土日で三浦騎手に2勝持っていかれた形ですね。
ソダシも大外枠になりましたが、問題ないと思います。
それでは続き、レーンが差し馬に乗った12R回顧です↓
【土曜12Rティーガーデン1番人気2着】
レーン評価❌
7Rと同じく距離短縮馬で、特別キレる末脚は無いが中団から長く脚を使いたいタイプかと。
インに入れたら前の馬が外から被され位置がどんどん後ろに。
しかも前半が34.5なのに4F目で11.7と緩みに巻き込まれ、直線入り口で置いていかれてはたまらんと加速しつつ外に出したのが❌
同じ動きの馬たちが先々で壁に。
ここは馬群が直線で早々と加速しつつ外にバラけていくのを見越し、インベタのまま加速開始を少し遅らせ、前と差をあけて空きどころを探るべきだった。
10頭立てなのにドン詰まり、ゴール寸前でやっと2頭交わして2着。
同じテン乗り2着でも7Rの騎乗と雲泥の差。
「出し切れば余裕で勝てる」馬質ならともかくこのレベルの厩舎のクラブ馬を勝たせるには足りなかった。
【差す騎手に求められるラップ判断力と準備の思考、差しが決まるラップのメカニズム】
末脚に賭ける差し馬や位置を取れなかった有力馬を勝ち切らせるためには、なるべく緩急をつけず最良の効率で残りの距離を走り抜く必要があるが、今回のように前の馬が4F目を緩めた
のを感じた瞬間、差し馬の騎手はどうするべきか?
二極化すると、
① ラップの緩みに付き合わず直線で捌ける位置を早めに取りに行くべく、コーナー時点から走行距離とスタミナのロスは承知で加速しつつ外に寄せる。
②インベタイーブンペースのまま直線に入り、馬群が空いてから加速を開始する
といった感じか。
レーンはラップの緩みに対し、馬群と違う動きをするこの2つの選択肢のどちらかをとるべきだったと思う。
10頭立てだから前はそのうちどこか空くだろうと楽観的に構えた馬場の真ん中に出した結果しくじったように見えた。
そもそも①も②も序盤に位置を取れない中でも準備をしていないとできない。
そこが巧いのがルメール。
有力馬は前に多いか後ろに多いか?
逃げ馬はイーブンペースで走るのか道中緩めるのか?
2番手は逃げ馬をつついてペースを上げに行くのか?
コーナー出口からの馬群の広がり方の予想は?
7Rのように前が緩めないでクラスの割にややハイペースのラップで進めれば、直線入り口でもまだ馬群は横には広がらない。
後ろはロスなくついていくだけで精一杯で、横の動きをする余裕は無い。多頭数だったりロンスパ末脚自慢が多くて直線で外に広がったとしても、追走でスタミナが削がれているのですぐ脚色に差が出て、スキマが空きやすく壁ができにくい。
ハイペースで時計勝負になり末脚自慢が脚を出し切って差しが決まりやすいのはこういうメカニズムもある。
12Rのように道中ミドルペース&L4Fで逃げ馬が緩めるとコーナー出口で馬群は凝縮し、直線入り口でまだまだ余力のある先行馬達が横に広がってあまり差の無い脚色の直線勝負になる。
皆同じように動くので前が壁になりやすく、差し追い込み馬が脚を余したり無理な動き(大外ブン回しとか)をしてガス欠する。
レーンはそこら辺が鈍いように見え、差し馬は買えないと思う。
さぁ今週はどうかな?
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