TFT Set11からほぼ初心者で始め、何してダイヤ帯まで上達してきたか


6月の上旬から7月末までのLPの推移

こんにちは。みずりてぃです。

ここ2ヵ月ほどTFTというゲームに熱中させていただいたので、備忘録として今の実力で考えていたことや、伸びしろの部分を残しておく。次のSET12ではより高いレートに行きたい…上手くなりたい(本当はこのSETでマスターまで行きたかった)。
また、ほのかながらプラチナやエメラルド帯で行き詰っている方へ、ささやかなアドバイスになれたらと思います。

上の画像を見ての通り、プラチナに入ってからは床ペロ、何とか乗り越えてエメラルドまで到達したはいいが、ここでも床ペロ……と、悪戦苦闘の跡が見え隠れしています。当然それはダイヤモンド帯に入ってからもそうで、ダイヤ帯では1位勝利を収めることが一度たりともできず、新パッチが控えていたこともありマスターを諦めました。

1.基本プレイ方針

ラダーを駆け上がっていく上でまず重視していたことはなんでも試すということ。当初は統計サイトという存在も、その見方もよく分かっていなかったため、相手が使っていて強かった駒を真似し、強かった構成のシナジーをパクっていた。何より楽しさを重視すること。それと、レートが伸びた先で怖くなってプレイしたことのない構築をアドリブでやるのが億劫になったら嫌だなあという感覚があった。

プラチナ帯に入ったあたりからは、統計サイトを参照して、ある程度は柔軟に対応することを目標にプレイしていた。動画もそれなりに観た。
今振り返ると、ドライアドシンドラ、ストーリーウィーバー、龍王リリア、ゴーストのような構築を好んでいた。

エメラルド帯でスタックしてからはZETA所属のtarou選手のコメントで教えを乞うた結果、ガチャタイミングの見直しと使う構築を絞っていないことが推測できた。その結果、使用する構築は、セージラックス、ストーリーウィーバー、リリア、墨影の4つに絞り、競合がいない限りは原則ラックス、次点でストーリーを伸ばす進行を心がけていった。


2.明確に上達したポイント
プラチナ帯、エメラルド帯に絞って考察していく。厳密にいえばシルバー、ゴールド帯でも苦戦していたのだが、このあたりはチャンピオンの説明やアイテムの素材、シナジーで必要な駒を見つけるのに必死だった印象がある。50Gを残しながら雰囲気でレベルを上げ、雰囲気でガチャを回すだけで乗り切ってしまった感じがする。TFTの経験は微々たるものしかなかったが、利子の管理をしようという意識はDota Autochessとプリグラのおかげである程度あったらしい。

2-1.プラチナ帯
利子を残して最速でレベル8、レベル9と上げないこと。
これだけでした。負けているときは構築の次点での伸びしろを明確にして、早い段階でリロールするようにするだけで勝てました。このくらいのレートだと先に強いボードを作った結果、相手が勝手に脱落していくことが非常に多かったので、なおさら楽に勝てるようになりました。
また、アイテムは原則的に2体のチャンピオンに絞って与えるというのも不足していた要素でした。サイラスが来たからアイオニックスパークを渡し、モルガナが来たからモレロを渡し、フェイが来たからショウジンを渡し…などとしているのは明らかに大局観が不足していた。
キャリーとタンクの2体にアイテムを全部捧げるのが吉だと知りました。特に、2体に渡すアイテムのバランスも大事だったわけです。理想アイテムを厳選するよりも、序盤からガンガンアイテムを作って勝っていき、腰掛のホルダーに一旦アイテムを持ってもらって、構築が移行できる状態で整えていけば良いだけの話。
ただ、序盤のアイテムの落ち方によっては行けない構築があるというのを全く想定していませんでした(たぶん初心者あるある)。涙とリカーブをドロップからも寿司からも拾えない試合はスペル主軸の構築が握れないというのは特に抜け落ちていました。
それからチームプランナーという便利要素を毎試合使いだしたのもこのランク帯からだったと思います。将来的なシナジーを考えるときに頭の中でやっていると盤面不足やシナジー不足になってレベルを上げたはいいものの抜ける駒が見つからない…みたいなことになっていたので、脳みそのリソース配分をあらかじめ託せるというのは見た目以上のバリューがありました。


2-2.エメラルド帯
プラチナ帯と比べて明確に敵のパワースパイクが早まったことが分かりました。3-2、3-5、4-1、4-2といった重要なラウンドでしっかりお金を使って、各自が目指したい理想形をある程度作ってくるので、勝手に相手が下位落ちするパターンが減ったのを実感した。
この辺りからは、序盤にボード有利をつくり、主にラックスが競合しなさそうな場合は3-2から6lvを作ってパワースパイクを作ることを意識した。前衛と後衛のアイテムバランス、選択したいオーグメントなどが徐々に肌感覚と統計が一致してくるようにもなった。
MetaTFTという外部ツールを導入したことによって統計サイトとの行き来がほとんどなくなった。チームプランナーを自動で組んでくれたり、オーグメントの平均順位をゲーム中の画面で教えてくれたりと、勝利貢献度が高かった。
他には、リロールの解像度が高まった。1体欲しいユニットがいるとして、それだけを目当てにリロールするのは愚策ということ。ステージ2を負けたら3で勝つためにリロールする、3で負けたら4で勝つという明確な意識が生まれた。リロールする→パワースパイクが生まれる→連勝する→敵に「苦しいから」リロールするという拓を押し付ける→得 という好循環を生む大局観のイメージ。

3.伸びしろ
実は何したらマスターになれるのかという問いに答えが出ていない。
自分の中で足りていない要素が分かれば10日前にダイヤスタックなどせず、するするとマスターまで駆け上がれたためだ。
全体的に思い浮かぶ話として、構築の完成形が弱い、相手にターンの余裕を与えすぎている、相手の狙いを潰す意識の不足を改善、現状より早期のリロールタイミングの選定、自分の使う構築の理解度を高める……、といったものだ。
特に連敗から入ってしまった時に、相手に2コスリロールが二人もいて、3コスリロールで競合しそうなプレイヤーもいるなあみたいなときにずるずるとHPが30~40くらいまで減っていき、連勝して強い盤面を作ったプレイヤーに結果的に2,3回負けて7,8位で脱落みたいなパターンが多く、序盤の選択肢と大局観を磨く必要があるというのは自覚している。

まあこんなことをうだうだと書いていたらSET12がライブパッチに実装されてしまい、現在エメラルド帯で四苦八苦している状況になってしまった。下書きのまま後悔しておかないのもなんだかなあということで、備忘録的にこのまま公開する。考えたことや考えられることの幅があまりにも多すぎて、情報を整理しきれなかった感じがあるが、致し方なしということにさせていただく。


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