送別会と鯖アレルギーではなかった話。
2021年がもう半分経っていることに驚いて、暑さもまだそこまで来ていないけれど、すぐに寒さがやってくるんだろうなぁとか思ったりして、今年の夏は、冬はどうしてやろうかとワクワクするけれど、毎年ながら季節と追いかけっこする感じになるのだろうな。とりあえず花火と香川行きたい。
バレーの若い子たちのうちのお姉さんが、結婚を機に島を離れることになり、送別会を開いた。沢山の人のお力添えがあり、テーブルにはご馳走が並んだ。私より5つ程歳上のお姉さんだけれど、飾らずに話しやすくて、女子会もしたし、今度引っ越す場所にも遊びにおいでと言ってくれている。素敵な会をこうして皆で協力して開くのも、お姉さんの人柄である。
仲間のひとりが住むご実家の離れのお家が開催場所で、彼のお父さんもそうめんを茹でてくれたり、お菓子を用意してくれたりと協力してくれた。
・場所を提供してくれる人
・食材の買い出しの人
・お酒の買い出しの人
・オードブルを作ってくれる人
・片付ける人
・鯖をお願いして取りに行く人
それぞれがそれぞれの役割をして成り立っているのがいい。
実現する気のない旅の予定を酔っ払いながら語ったり(東京行こう!ディズニーのミラコスタ泊まろう!とか)、女優ならこの人が好きとか、あのドラマが面白かったとか、島のことなど。 次は送別会のお疲れ様会をしようとグループラインも作った。
ビールを4、5杯飲み、帰宅したのは深夜1時過ぎで、翌日の仕事がしんどかったのは言うまでもない。個人的に3月から禁酒をしていたので、久しぶりのしんどさに、仕事が終わって帰宅してすぐに2時間死んだように眠った。体のだるさと眠さとで購買意欲も湧かず、野菜トラックにも行かなかった。ご飯だけ炊いて、晩ご飯はふりかけご飯で済ませてしまった。お酒に弱くはないけれど、あんまり飲んだら次の日に響くことも分かっているけれど、楽しい雰囲気だとどんどん食べて飲んで、その時間の気持ちの良さを選んでしまう。
島に来るまでビールは苦手だったけれど、おじさん達と飲む機会が結構あったり、海を見ながらバーベキューなんてしていたら、ビールがイケる口になった。暑い夏に浜辺で飲むビールの最高なこと。
私は小さな頃から、「鯖は食べたらいけない」と母親に言い聞かされて育った。記憶にない程小さな頃に、鯖を食べたら蕁麻疹が体中に出たのが理由で、その後も給食に出ようものなら、その日の朝には口酸っぱく食べたらいけないと言われ、実家の食卓にも鯖が登場することはなかった。昨年アレルギー検査をする機会があり結果を見ると青魚には反応は出ていなくて、おや?と思っていたけれど、このような経緯から、鯖という青い独特の模様をした魚に苦手意識があった。でも、きっともう鯖アレルギーではないと思っていた。むしろ、小さな頃も鯖が原因だったのか?と思っているけれど、子供の頃からの習慣というのは根強くて、鯖は避けるものになっていた。
けれど遂に今回、鯖との因縁にも終止符が打たれた。鯖の養殖をしているご家族がそばにいて、こんなにも新鮮で立派な鯖を頂けるのだから食べない訳にはいかない。鯖独特の模様は苦手なので、模様のないところを沢山食べた。アレルギーかもしれないから少しだけにしておこうとかいう気概は、お酒の力もあって全然なくて、お刺身は好きな食べ物だし、どんどん食べた。こんなに美味しいし、蕁麻疹くらい出たっていいやとも思った。結果、私は鯖アレルギーではないことを身をもって証明したのであった。
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