地球と人々の身体にハッピーな珈琲屋HARSHA COFFEEが愛媛県に誕生します。
まさか自分が飲食店をすることになるとは全くの予想外でした。「飲食店をする」という意識よりかは、地球と寄り添った生き方を表現する方法が飲食店、珈琲屋だったという方がしっくりきています。
ここでは、2023年9月1日(金)に愛媛県北宇和郡鬼北町下大野地区に誕生する、地球と人々の身体にハッピーな珈琲屋『HARSHA COFFEE』について書きました。一つお付き合いください。
HARSHA COFFEEの誕生秘話
実は、HARSHA COFFEE(ハルシャコーヒー)という名の以前に別の名前がありました。諸事情のために名前を変えることとなり、HARSHA COFFEEに。
名前を変更するときに相談をしたのが、学生時代に休学中に滞在していたインドネシアの友達2人でした。
初めて出会ったのは5年前で、マングローブ保全活動ボランティア活動を共にする仲。ひとつ屋根の下、寝食も共にしていました。言語や宗教などの文化の垣根を超え、いくいく詐欺して気づいたら4年も会えてはいないけれど、繋がっている友達です。
そんな彼らに名付けてもらったのが「HARSHA COFFEE」です。
意図しないカタチで名前を変えることになりましたが、HARSHA COFFEEになるようにしてなった感じがしていて、今では変更前の名前よりも気に入っています。
どんな珈琲屋か?
人生は、時として苦しくて悲しいと感じることもありますが、何事も捉えようによります。今の自分の思考回路を紐解く"気づき"を得るために五感を使ってみると、マインドフルで生きやすさや心地よさが得られます。
私たちのあらゆる場面に馴染んでいるコーヒーで五感を使う機会にしてほしい。HARSHA COFFEEを通じて自身の新しい気づきを得てみてください。
と、重々しいく書いていますが、まずは気軽にきてリフレッシュしていただけたら嬉しい限りです。
そして、40億年の歳月を経た地球は今、自然の摂理から逸脱してしまった人間活動によって、破壊されています。
インドネシアに1年間滞在していた時に、気候変動の影響を目の当たりにし体感をしました。この原体験が「仕事も生活も地球と寄り添った生き方をしたい」という想いに繋がっています。
ひょんなことで、一年前、8月31日付けでシステムエンジニアの技術職の会社員という立場を手放し、フリーランスへ。そしてIターン移住した先が愛媛県でした。
2018年、愛媛県を襲った平成30年7月豪雨は記憶に新しく、その爪痕や展示パネルを目にすることがよくあります。生活も仕事も含めて人々の営みが地球に歩み寄るべき時なのだと感じていて、HARSHA COFFEEはこの歩み寄りを表現します。
では、HARSHA COFFEEの5特徴をみていきましょう。
特徴1 環境と人権に配慮した生豆
フリーライターでもあるHARSHA COFFEE代表の筆者は、愛媛県に移住して繋がったインドネシア・フローレス島の無化学肥料・無農薬の珈琲豆の販売・輸入を手掛けるhutan.coffeeと出会いました。
輸入先であるsu-re.coは、ただ栽培方法だけでなく、収益の一部がコーヒー農家(インドネシア)への持続的な事業継続と生活の質の支援に充てられているのです。具体的には、バイオガスキットの導入や気候変動に適応するコーヒー栽培を教育する気候変動スクールの開催に使われます。
HARSHA COFFEEはhuman.coffeeから焙煎豆もしくは生豆を卸していきます。(※もう一社からも無農薬の豆を卸してハイブリットにコーヒーの提供をしていきます)
もしすでに店舗に来て、su-re.coの豆が気に入って自宅でも楽しみたい方には、オンラインショップで購入をしてみてくださいね。
特徴2 手網焙煎
手網でコトコト丁寧に焙煎します。
特徴3 湧水使用
店より車で20分のところにある安森洞の湧水を使用します。雑味のないクリアな味わいで珈琲の味がより美味しい仕上がりに。
特徴4 ネルドリップ珈琲
ネルという布を使って抽出します。
ネルドリップは使い回して半年ほど使え、ペーパーフィルターのように抽出の度にごみが出ないということに惹かれたのも確かです。
ただ、ペーパーではおとせないコーヒーの油分がネルでは抽出されるため、口当たりまろやかな味わいとなります。
その味わいがどうもクセになってしまい、自宅でネルで抽出することが生活に馴染んで以来、冷凍保存したり水に浸したりと、絶対に乾かしてはいけないという掟があるのですがネル一択です。
もちろんたまにはペーパードリップの味も恋しくなるので、そんな時は珈琲屋に飲みに行きます。
ネルドリップに出会ったお店は長野県上田市にある重澤珈琲。お近くの方はぜひ行ってみてほしいです。
特徴5 プラントベースのスイーツ
動物性不使用のお菓子を提供します。卵や牛乳など乳製品にアレルギーをお持ちの方もお食べいただけます(グルテンや小麦粉も不使用です)。
"ヴィーガン"と呼ばないようにしている理由は、ヴィーガンとは動物性のものを食事だけでなく衣食住のあらゆる面で絶っている人たちのことを指すので、ここではあえて「動物性不使用」「プラントベース」「植物性100パーセント」といった表現を使用しています。
大地の巡みをダイレクトに食べる方が環境への負荷が減るため、植物性100パーセントのスイーツを食べる選択肢を作りました。
店舗について
現在近永駅前にあるsamcoupeさんがもともと使われていた店舗をお借りして営業させていただけることになりました。
初めて訪れた時に「ここで珈琲屋をやらせてください!」とその場で言ってしまうほど、私は一目惚れしてしまった場所です。山々に囲まれていますが、山と山の間が緩やか。山から吹く風が心地よく、店の前にある桜の木と山々がとてもマッチして景色がいい。
店舗を借りることになってからの詳細は別noteにまとめています。
メニュー
正直、価格設定は悩みました。人権と環境に配慮した生豆を取り扱うとどうしても仕入れ価格は平均的な生豆の価格より上がってしまうのが現状。ですが、HARSHA COFFEEは、地域の人たちに馴染みある珈琲屋となりたいと思っています。
移住してから色々な珈琲屋やカフェ、パン屋など飲食店をみていると、南予や西土佐で地域の人たち愛されている店は、低価格と高クオリティである共通点がありました。なので、HARSHA COFFEEは低価格と高クオリティを実現していきます。
営業日とアクセス
〈営業日〉
木・金 13:00-19:00
土・日 9:00-15:00
<アクセス>
JR予土線近永駅より車で13分。
もしくは、野村線(宇和島→野村)、利根口下車 徒歩1分です。
長くなりましたが、地球と人々の身体にハッピーな珈琲屋 HARSHA COFFEEをよろしくお願いいたします🙇🏼
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