ベトナム起業日記:#42. 大好きなカフェを5年ぶりに再訪
某月某日
ベトナム滞在最終日。今日は土曜日なので、オフィスでの仕事もなく、フライトは深夜だったので、夜までは自由な時間があった。
もともと土曜日の朝にチェックアウトするつもりだったが、深夜まで外にいいるのは疲れるなとおもって昨日ホテルの滞在を一日伸ばしてもらった。
ウイッキーおじさんは追加の一泊分の料金をかなりディスカウントしてくれた。
午前中は日本へのお土産を買いにスーパーマーケットに行き、ベトナム名物のカシューナッツを買い込む。
午後は、もう5年も前のこと、以前仕事を一緒にしたデザイナーのCさんとお茶をしたときにCさんが選んでくれたカフェに久しぶりに行こうと考えていた。
その時、その場所がすごく気にいってまた行きたいとずっと思っていたのに今日までなかなかカフェでゆっくりする時間がなかったのである。
カフェは1区にある。入り口はすごく分かりにくく知らなかったらそこにカフェがあることは絶対にわからないのだが、薄暗い建物の入り口を抜けて螺旋階段を一番上まで上がっていくと心地よい音楽が聞こえてきて、扉を開けると天井の高い開放的な空間が広がっている。
日本の建築は天井が高くないので、こういうカフェをつくるのは難しいだろう。
東京にはない開放的でレトロで、でもモダンで、という素晴らしい場所なのである。前回行ってから何年も経っていたしコロナもあったのでまだやっているか心配だったが前回と同じそのままの佇まいで営業していてくれてホッとした。
コーヒーの頼み方は、豆を選んだあとに抽出方法を4種類の中から選べる。ペーパードリップ、フレンチプレス、サイフォン、そしてAero Brewという方法があった。Aero Brewはどんな抽出法なのか分からなかったがなんとなく真空にして抽出するエスプレッソとかと似ているものなのかもと考えながらAero Brewを選択した。
豆はベトナム以外の産地もあったが今日で日本に帰ることだしベトナムのものにした。
しばらくして美しいカラフェに入ったアイスコーヒーが運ばれてきた。
サイゴンの人の美的センスは本当にすごいと思う。ちょうどいいところで、ちょうどいいおしゃれさ、エレガントさを演出してくるのがサイゴン流。。
味はベトナムの豆なのでコクはあまりなくスッキリしていて、でも香ばしい香りが鼻に抜ける味。アイスコーヒーでいただくととても美味しい。
このカフェは冷房は控えめ、音楽の音量も小さめ、何時間でもいられる空間なのである。
怒涛の一週間の後だったので、読もうと思っていた本を読んだりしてゆっくりと午後の時間を過ごせたのであった。
こんないいところが徒歩でも行けなくない距離にあるのになんで今まで来なかったんだろう。。
その良さを再確認してお店を出た。
ホテルに戻るとちょうどいい夕暮れ時の町並みが窓から見えたので写真をとった。今回、ウイッキーおじさんのはからいでまた上の方の部屋にしてもらったので、眺めがいい。
荷物をパッキングしているあいだにすっかり日が暮れた。
1階に降りて行きウイッキーおじさんがいたので日本から急な打ち合わなどのために余分に持ってきた手土産用のお煎餅を渡した。
ウイッキーおじさんはいいねポーズをして
「あごだ、あごだ」
と言っている。
最初何を言いたいのか意味が分からなかったがどうやらAgodaにレビューを書いてくれ、と言っているようだ。
帰ったらAgodaに初レビューを投稿してみよう。
続く。
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