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ベトナム起業日記: #56. ホームページ用の写真を撮りにベトナムへ
前回から少し間が空いてしまったが、久しぶりにホーチミンにやってきた。
夏休みがあったり、国内出張があったり、日本の決算期だったり、秋に子供の学校の行事が多かったこともあって、前回か3ヶ月も間が空いてしまった。
ベトナム、ゴールドラッシュスタジオも決算期で、会計監査が近づいている。
10人にも満たないこの会社だが、一応ベトナムでは外資系企業という扱いであり、上場している企業と同様に会計監査を受けないといけない。
今回の目的は
日本に保管してあったドキュメントのうち会計監査に必要なものを大量に持っていくこと
と、
ホームページに使いメンバーとオフィスの写真を撮影すること、
そして、詳しくは今回は書かないがゴールドラッシュスタジオもこの間、組織の構成を少し変えた。この変更についてメンバーとざっくばらんに話し合うこと、
が主な目的である。
大量のドキュメントと、撮影用のレフ板、監査時に配る大量のお菓子などをスーツケースに詰め込んでホーチミンに向かった。
タンソニャット空港を出ると、お迎えにきた人で相変わらず異常にごったがえしている、これを見るとベトナム来たなって感じがいつもする。
一体この人たちは誰を待っているんだろう、こんなにも空港に迎えに来てもらえる人が多いのがこの国なのだろうか。
ぼったくられる確率が一番低いマイリンタクシーに乗り込んで、いつものホテルに向かった。
いつものウイッキーおじさんのホテルに深夜に到着。
夜勤のハンはもういないし、また新顔の受付の人になっていた。ウイスキーも勧めてこない。すこし寂しい気がした。
ウイッキーおじさんのホテル、夕方になるとみんなでチェスをやって盛り上がっていたり、かなり人間関係良好な職場なのに、ハンの次の夜勤の人はもう辞めちゃったようだ。
翌朝
朝7時、空腹で目が覚めた。ホテルのすぐ横のフォー屋さんに行ってフォーボー(牛肉のフォー)を注文する。
到着後、最初の朝に食べるフォーのスープは格別で、胃に染み渡る。
スウェーデン出張時代は朝食はとにかくチーズとライ麦パン、
北京出張時代は、朝食はとにかくワンタンスープ、
今は、朝食はとにかくフォーである。
しかし、ベトナムのフォーボーに入っている牛肉はなんて美味しいんだろう。The赤身肉という感じの赤身肉のおいしさが本当に自分好みである。
日本では国産牛といえば”さし”が入った高価なお肉ばかりで、手軽に食べることができない。
一方ベトナムでは和牛のようなお肉はないが、このような赤身肉がお手軽な値段で食べることができる。
ここのように街のフォー屋さんの手頃な値段のフォーにもものすごく贅沢にたくさん新鮮な赤身肉が入っているので毎日たくさん牛肉が食べられるのである。
たま〜に食べられる和牛という国産牛、
毎日食べられる赤身のこちらの国産牛、
どちらが幸せなのだろう、、などと考えながら温かいスープを飲み干した。
9時過ぎにオフィスに向かう、といっても道を挟んで向かいなので、30秒で到着してしまうのだが、オフィスに着くといつもの面々が笑顔で迎えてくれる。
ホーチミンの人たちは意識しなくても笑顔になれる。
もはや定番というか鉄板、我が故郷愛知が誇るベトナム人受け間違いなしの坂角のゆかりと、今回はイカ煎餅をお土産として持ってきた。
少し近況を話しあった後、ヘクターと持ってきた会計書類の確認をする。書類の確認が一通り終わって、
メンバーの写真撮影を始めた。バックエンドエンジニアのピーターにレフ板の使い方をレクチャーし、撮影位置を考える、窓を開けたり閉めたりして光量はどのくらいがいいか試行錯誤した後、撮影を始めた。
伝家の宝刀Sony Alpha7Cと28mm単焦点レンズを取り出す。本当は35mmレンズが欲しいところだが、持っていないので、広角の28mmで接写する作戦である。
オフィスの窓際のあたりと、オフィスをでた廊下、階段などで全員の写真をそれぞれ3〜4パターン撮影した。外は光が強すぎて、素人の僕には手に負えないのでもっぱら室内に絞って撮影場所を選んだ。
ベトナムはドアの枠や階段の手すりにフランスの影響が色濃く残っていて美しい曲線がおおい。ただの踊り場や階段の途中で写真を撮っても結構ばえるので撮影は思ったよりもスムーズに進んだ。
「はい、チーズ」の“チーズ“の部分を覚えたてのベトナム語に唐突に入れ変えたりして笑顔を引き出したり、今回メンバーの写真を撮影してみて、撮影って意外と楽しいんだなという発見があった。
撮影した写真の中から上位5枚を各メンバーに選んでもらい、その5枚をAdobe LightroomClassicでレタッチしていく。
圧縮していないRAW画像を1枚1枚見ていて感じたのはベトナムにはベトナムの光があるということ。
なんとなくJALの機内誌などに出てくるベトナムの写真で見慣れた「ベトナムっぽさ」みたいな光が本当に存在しているような気がする。
ちょうど先週日本でもメンバーのポートレイト写真を撮ったが、日本の写真とは明らかに違う光というか色というかそういうものが何もしなくても入っているというか、、
僕は写真の知識もものすごく浅く、真剣に写真を撮ることも普段はあまりないので、写真を撮る人にとっては当たり前のことかも知れないが、国が変われば光が変わる、それがRAWで撮影した写真に本当にそのまま入っているのが、色弱のある僕でもわかって感動した。
おぉ、これだ、ベトナムの光だ!、そんな気がしたのである。
続く。。
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