「あぁ、わからない!」
某月某日
あるペイメント系のAPIをつかってやりたいことがあり、そのペイメント系のサービスのAPIドキュメントなどを知識ゼロの状態から読み始めた。
30分後、
「あぁ、わからない!」
と、体全体が投げ出したいと言い始める汗
駆け出しの若いプログラマの人は、この「あぁ、わからない」タイムがやってきたとき、「自分は頭がわるいんじゃないか」、「自分はプログラマに向いてないんじゃないか」と決して思わないでいただきたい。
もう20年もプラグラマーをやっている私でも初めてのことをやると小さなことでも必ずこの「あぁ、わからない!」という時間がやってくる。
昔はこうなると、「あぁ、もう一生できないんじゃないか」とか「これはもう1ヶ月くらいかかるぞ」と絶望したりすることもあったが、今では、このわからないタイムは、物事を理解するための最初のフェーズだと受け止められるようになってきた。
とはいっても、冷静に受け止めているわけではなく、「あぁ、やばい、全然わからない!」と焦りながらGoogleで検索したり、テスト的なプログラムを描いたりして悪戦苦闘するわけだが、昔と違って今は頭のなかのどこかで「このあとに一気にわかる時がくるぞ」という気持ちを持ち続けることができるようになった。
今回もその日は1〜2時間格闘してなにも進まなかったが、家に変えるころには、「?、なんとなくこんなかんじなのかな?」という感触が生まれていた。
翌朝すっきりとしたマインドでもう一度テーマに向かうと、そのペイメントサービスの各APIの意図がわかるようになっていた。そのあとは2〜3時間で目的の実装を終えるところまで行けた。
このように、「あぁ、わからない!」がやってきたときは、数週間かかるんじゃないかという恐怖に襲われたとしても結局は翌日には仕事は終わっているなんてことがよくある。
若いエンジニアの方は、「あぁ、わからない!」が来ても、絶望せず、これは分かる前に必要なプロセスなんだと思うと少し気が楽になるのではないか。
そして、私の経験では、どれだけ熟練エンジニアになっても「あぁ、わからない!」という時間帯をなくすことはできないと思っている笑
割り切って「あぁ、わからない!」とうまく付き合って行く方法を身に着けるのが楽しくエンジニアライフを送るコツかも知れない。
つづく
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