🐼：中国トランジットビザ免除制度利用LOG

今回上海浦東空港にてトランジットビザ免除制度を利用し中国へ入国したので、当制度について以下の3つの点を共有させていただきたいと思います。
①準備したもの
②旅程
③イミグレでの手続き方法
(あくまで2024.10時点かつ上海浦東空港での一個人の経験談なので軽いご参考程度に閲覧ください)

①準備したもの
事前情報があまりに少なかったため念には念を入れ準備しました。ちなみに領事館は全く電話が繋がらず、日中交流センターや利用する航空会社にも必要書類や現地での手続きについて問い合わせましたが専門分野ではないとのことでした。ですが日中交流センターの方も、航空会社の方も親身になってお答えくださり本当に助かりました…！
本題の準備物ですが、私が念の為用意したものが以下になります。
❶上海出発フライトのeTKT(席指定済み)
❷パスポートのコピー
❸現地で泊まる場所を証明するもの
結論から申し上げますと、提示を求められたのは❶のみでした。
❸に関してですが、このトランジットビザ免除制度について下調べした際に準備物として必ず出てきたものが「ホテルの予約証明書」でした。
私は上海に恋人が在住しているため、普段上海へ行くときは彼の署名入りの招聘状(インビテーション)をもって観光ビザを取得しています。今回も復路の旅程が上海で一泊するものであったため、ホテルの予約証明書の代わりに招聘状を用意して行きました。結果現地では不要でしたが、提示を求められる空港があったりなかったりと明確なルールが定まっていないようなので、用意するに越したことはないと思われます。

②旅程について
【往路】
9/29 13:55 福岡🇯🇵発
↓
9/30 01:55 上海浦東🇨🇳発
↓
イスタンブール🇹🇷着
航空会社は全て中国東方航空を利用しました。

【復路】
10/5 14:00 イスタンブール🇹🇷発
↓
10/7 14:00 上海浦東🇨🇳発
↓
福岡🇯🇵着
航空会社は、イスタンブール→上海間は中国東方航空を、上海→福岡間は春秋航空を利用しました。
トランジットビザ免除制度を利用するにあたり、乗り継ぎ航空券が同じ航空会社での別切り予約でも、違う航空会社を組み合わせた予約でも問題はなさそうでした。

③イミグレでの手続き
上海浦東に着いたらイミグレーションのところまで進みます。福岡→上海便はいつも電車に乗せられます。広い。凄い。
イミグレまで着いたら大量に並べられている指紋搾取の機械で指紋登録を行い(2回目以降は機械にパスポートを読み込ませるだけで登録証が発行されます)、「24/144」とどでかく書かれた看板があるのでそちらへ進みます。列の入り口にスタッフの方が居るので、その方にトランスファーであることを伝えて臨時入国手続きの申請書を貰います。(※機内で配られるものとは別物ですので注意！)
この紙に必要事項(個人情報や到着便名/出発便名、宿泊を伴う際は宿泊する住所など)を記入したら再び列の入り口のスタッフのところへ向かい、書き上げた紙を見せます。何を確認しているかは定かではありませんが、おそらく書き損じや記入漏れをチェックしてくださっていたのだと思われます。
チェックが終わったら列へ。通常の外国人入国の方々と同じ列に並びます。入国審査官の方へパスポート、指紋登録証、臨時入国申請書、乗り継ぎフライトのeTKTを提示して確認していただくのを待ちます。私が今回口頭にて聞かれたことは「どこから来たか、どこへ行くのか」だけでした。
確認が終わったら別の管理官の方がいらっしゃり、臨時入国証明のシールを貼ってくださいました。これで晴れてトランジットビザ免除申請終了というわけです。その後は荷物を受け取り再びチェックインしにカウンターへ向かうという流れでした。

入国できるか否かでとても緊張したトランジットビザ免除制度利用でしたが、思ったよりも今回はスムーズに入国することができました。
ただ、聞かれることや提示を要求されるものなどいつどう変わるか分からないので、純粋に中国へ遊びに行く際はちゃんと観光ビザを取ってから行きたいと思いました。