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ギター改造記録①

こんばんは。水谷うーすけです。
今回から、ちょっと趣旨の変わったシリーズの記事を書こうかと。

何度か書いたり言ったりしているのですが、僕は弱小ながら元プロミュージシャンとして活動していたこともありまして、下手糞ながらもギターを弾けます。
ええ、そうです。僕が弱小ミュージシャンだった所以はギターが下手だったからというのは一つの要因であります。

そんな僕のギター歴は、もうはや17年。
触ってない時期も多いのでギュッと凝縮すれば多分二年程度ですはい。
二年本気でやっているギターキッズには余裕で負ける腕です。

そんな僕なのですが、もうここ一年半ほどギターを弾くこともなかったのですが、7月7日の「水谷夏のパン祭り」にてピンネタを披露するにあたって一台安物のエレキギターを買いました。

こちらです。

ええ、本当にダサい限りですが、とりあえずその場しのぎで使えりゃいいか、と6000円くらいで購入しました。

メルカリで買ったのですが、たぶん保存状態も最悪だったのか電気系統がほとんど使い物にならない+自分でラッカー塗装をしてありメーカーすら不明。
届いたらそんないわくつきのギターでした。

特にイベントで使用する分には問題なかったので、とりあえずで使用したものの、その後ほとんど弾かずに眠っていたギター。

こちらのギター、気になってヘッドのロゴを削り出してみたところ「Fresher」という、めちゃくちゃ昔の「Fender」のオマージュモデルだったことが判明しました。

現在はもう工房が他社に吸収されており、もう二度とはお目にかかれない骨とう品。
正直そこまでの価値はないのですけども、なんとなくもったいないので子のギターの息を吹き返すためにDIYしていこうと思いました。

その記録をシリーズで残しておきます。

ギターに興味がない人も、良かったらこの奮闘を見守ってください。


まず手始めに取り掛かるのは、この厄介な素人ラッカー塗装をはがすところからです。
この際なので、もう元のボディの塗装も剝がしてしまってナチュラルウッド使用にしようかと。
多分ラッカーだけ剥がすのは無理だし。

一応なのですが「そんなことしなくていいじゃん。その色かっこいいじゃん。相方も赤色じゃん」
と思った人に説明しておきます。
ギターというのは、弦を鳴らした振動を音の信号に変換して電気信号をケーブルに送り込み、アンプで増幅させるという仕組みです。ざっくりと。
なので、ボディに使われている木の材質や状態がかなりアンプから出る音だったり弾き心地に影響するのですが、実は塗装はかなり重要です。

プロのラッカー塗装ならそれらも加味した製品を使ってなるべく影響を少なくもできますが、素人が吹いたラッカー塗装は高確率で悪さをします。実際問題、この個体は生音(アンプを通さない時の実際に聞こえる音)の時点でかなり詰まりがあって、音が悪いです。

なので相方には悪いですが、赤色はいったん剥がします。」


塗装剥がしにはいくつか選択肢があります。
・サンドペーパーで磨く
・スクレーパーで削る
・薬品で落とす

サンドペーパーが正直一番仕上がりがきれいですが、正直労力と必要な作業時間がえぐいです。
この方法であれば、表面に塗られたラッカーのみを落とすことも慎重にやれば可能なのですが、今回は下の塗装ごと剥がすのでやすり掛けはフィニッシュだけです。
薬品に関してはコストがえぐいのと家の中でできないのでパス。
今回はスクレーパーで削ることにしました。

やり方としては、アイロンで塗装面を最高温度で温めます。
直接あてると溶けた塗料がアイロンについてしまうため、もういらない紙(電工二種の過去問)をあてて温めてます。
すると、塗装が少し浮いてくるのでそれをスクレーパーでボディの下地を傷つけすぎないようにめくっていきます。


こんな感じ。
これはこれで気が遠くなる作業ではあるんだけども、まぁサンドペーパーで磨くよか大分ましだと思います。


一時間かけて、前面の半分もめくれませんでした……。
いやしかし、今回奮闘したおかげで大分コツをつかんできたので、次回はこいつを丸裸にしてやりたいと思います。


今日の作業は一旦ここまでですが、こいつがどうなったらゴールなのか一応まとめておきます。

・塗装剥がし
・電気系統器具入れ替え(ピックアップは取り合えず生かし)
・金属パーツ交換
・再塗装(検討)


これらが終わり次第いったんゴールです。
引き続き改造をしていくかはそのあと考えます。
さて、6000円で買った粗大ゴミがきれいになるまで楽しみですね。

続く。

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