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旧型客車

学生時代だった1980年頃は、本数は減ったものの、旧型客車が現役で走ってました。身近なところでは、関西本線の名古屋口、紀勢本線、中央西線の木曽福島以遠、北陸本線。中でも、福知山線や山陰本線には、たくさん走ってました。
出雲市とか松江から夜行で帰るとき、旧型客席の中でも、塗装が青色でなくて茶色で、照明が蛍光灯でなくて白熱灯、背ずりにモケットが貼ってなくて木の板がむき出しで、壁がペンキ塗装でなくニス塗りの車輌を選って乗っていました。同行者が「なんで、そんなもん、一番ボロのやつに乗んねん?」と聞くので、「そんなん、これが一番よう空いてるやん」とか言い訳してました。確かに乗った時は、この箱が一番空席がありましたが、米子とかでもたくさんのお客さんが乗ってきて、鳥取県を出る頃には、ほぼ満席でした。

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