子どもが嫌がる薬の飲ませ方
子どもに処方されるお薬は大概が甘く味付けされたシロップが多いですが、細菌性の感染症などにかかった場合に多く処方されるのが抗菌薬(抗生剤・抗生物質)と言われる粉薬です。
子ども向けにはピンクやオレンジの、見た目も愛らしいいちご味に加工されたものなど、比較的苦みを感じず飲める物もおおく使われますが、抗生剤自体は苦みが強く(コーティングされていても後味が凄く悪い)、飲ませる際に少しでも苦みを味わうとそれ以降、飲ませるのが困難に・・・。
抗生剤は飲みきるのが条件になっているので、最初にへまをすると5日ほど続くお薬タイムが子どもだけじゃなく、親にとっても悲惨なものになってしまうので・・・工夫が必要だと思います!
そこで、私が子どもに粉薬を飲ませるのに試行錯誤しながら今まで試したもが以下の7つです。
①少量の水で練って団子にする
通っている小児科さんで教わりました。少量の水で練って団子状にした薬を頬の内側に張り付け、多めの水分で流し込む方法。まず、口に無理やり押し込められるという行為を嫌がり、失敗に終わる事が多かったです。そして万が一、飲みきれず口内に残った場合・・・コーティングが溶けると苦い味が出てくるので危険です!!(涙)それ以降警戒して飲んでくれません。
②少量の水で溶いてスポイトで
①より多めの水で溶いて液状にし、スポイトで吸って口内にシュッと入れる方法。お薬によっては溶いてすぐだと甘く飲みやすいので、我が家では小さい頃(2~3歳位まで)はこの方法が主流でした。ただ、これも甘くて飲みやすい〇〇味とうたわれているものに限ります。苦みが出やすい・広がりやすいものにやってしまうと大変な事に・・・。(※スポイトは調剤薬局で申し出ればもらえます!無料とそうでない場合があるので注意)
③ジュースに溶かす
これも抗生剤の種類によって、この飲み物を合わせると苦みが増す!とか相性の良し悪しがあるので、薬局で一緒に渡されるお薬の説明か、直接相談するかして確認の必要ありです!誤って相性悪の物と合わせてしまうとまたまた大変な事に・・・。溶いて時間が経つと苦くなってくるので、1回で飲みきれる量にして一気に飲むよう即すのが◎これも甘い抗生剤の時のみ通用する方法です。
④手を加えずそのまま
子どもが少し大きくなってくると話が通じるようになるのでこの方法で飲めるお薬も出てきました。保育施設などで服用をお願いする際は、私が知らない内に先生がこの方法で飲ませてくださっていて「なんだできるんだ!」とビックリ。そのまま飲めるのは楽なのでありがたい^^
⑤アイスクリームやゼリーなどと一緒に
我が家ではこれは全滅でした。アイスも苦い味のお薬の時はチョコアイスが良い!と色んな所でみましたが、チョコがそこまで好きじゃなかった我が子は飛びつかず・・・バニラアイスやフルーツゼリーなどにかけて食べさせるというのも、口の中で味わってしまうため、苦みが口いっぱいに広がって逆効果でした(T_T)
⑥おくすり飲めたねで粉末を包んで
大き目のスプーンにゼリーを広げて、粉薬をサンドする形にしてごっくん。口の中で溜めたり味わうと苦みが漏れてくるので、口に入れたらそのままいっきに飲み込む!と声をかけながら。この方法で上手に飲めるお薬もあったのですが、粉がサラサラ(パウダー状)している物は、ゼリーを弾いてしまうため上手に包み込めず横に流れてしまいました。そのため、苦みが舌に触れとても嫌がっていました・・・。この方法は顆粒タイプの物だと上手くできるのでそちらの場合はオススメです!
⑦おくすりのめたねで練った団子を包んで
我が家は現在、この方法で全クリアしています!!なぜもっと早く思いつかなかったのか・・・。①で書いたように団子を作って少し平らに細長くしてゼリーでサンド!⑥と同様に口に溜めずそのまま一気にごっくん◎お薬の量が多い時はこれを2回に分けてなど工夫するとなお良いです^^
⑦以外の方法だと4~5回に分けて飲ませる必要があり、時間もかかるし子どもも途中で嫌がってしまう場合が多いですが、⑦をするようになってからは嫌がらずすんなり飲んでくれるようになりました!!
親子共々、ストレスでしかなかったお薬タイム。
今ではとっても楽になり助かっています。
少しでも粉薬に奮闘してらっしゃるお母さんの参考になれば^^