見出し画像

手足口病になった話

子どもが発熱(38.6℃)し、いつも「もっと食べる!!」とご飯をおかわり、寝る前も「なんか食べたいな〜」と言う程に食いしん坊の2歳児が
「食べれない…」と喉の奥に手を入れ泣いている。
プリンもアイスも豆腐もダメ。普段ならアイスなんてペロッと食べ終わるのに。

「食べれない…寝る…。」と。フラフラ。

こっちも泣きたくなるくらい可哀想。
なんとかむぎ茶だけは飲めるようでコクコクと飲むと、ベッドに倒れ込むように寝た。
体が熱くなってるので、小さな保冷剤でクーリングしたり様子を見ながら夜中に時々起きる度に水分補給させた。

翌日病院へ行くと、「ヘルパンギーナかな。喉の奥にポチポチっとありますね」との診断。
ポチポチっとって…何ぞ?と思ったら水疱のようなものがあるとの事。
薬局でお薬をもらい、帰宅。

2日も経つと子どもは食べれなかったのが嘘のようにプリンを平らげ、「もっとご飯食べる!!パッパッパする」と。
ちなみにパッパッパは急かしてるんじゃなくて、ふりかけのことをそう呼んでます。

保育園へ無事に復帰し、1日経つと、手と足と口の周りに小さな赤い発疹が。
保育園の先生から「クラスの子で手足口病の子が1人いたので、移っちゃったみたいですね。お熱はないし食欲もあるので登園は出来ますが、機嫌が悪かったら休んでください」とお話された。

と同時に、私の喉にも異変が。
なんか、唾を飲み込んだ時に突っ張るような違和感。風邪引いた時の痛みとはまた違う、喉の奥を引っ張られるような感覚が出てきた。
そして、2日間程微熱が収まらず、37.4℃くらいの状態が続く。
それでも微熱だからと仕事は行っていた。
すると、3日目に悪寒が。休憩前に熱を測ってみると37.8℃。
その後意識を失う。

気づくと夫が迎えに来てくれて、「大丈夫?」と声をかけられ
千鳥足で助手席へ。自宅に戻り階段を登るのも富士山登頂かと思うほど足が上がらなかった。

ベッドに突っ伏して、そのまま夜に。子どもは「ママ大丈夫?遊ぼうよ〜」
「ごめんねママ具合悪くて」
「ママ〜!」
その後再び意識を失い、気づいたら朝。

次の日、手足にチクチクと痛みが。なんの前触れもなく、3ミリくらいの黄色がかった透明な発疹が出てきた。右手から始まり、左手、両足、唇の周りと
どんどん小さな水疱が出来ては、時間と共に赤くなっていく。
触ると痛い。針を刺されたような、アリに噛まれたような痛みが続く。
特に手を、グーパーグーパーすると耐えられないくらい痛い。皿洗い、料理なんか地味に辛い。
野菜洗ってるだけで泣けてくる程だった。

妊娠中のため、産院へ報告すると「自然に治るのを待つしかないですね。赤ちゃんには影響ないので安心してください。」との事で
仕事は休みながら家事育児を行った。

3日ほど経つと、少しずつ手足の発疹が薄まり痛みを感じなくなった。
歩くたびにチクチクと刺さるような痛みが続いていたので、痛みから解放されホッとした。

めでたしめでたし。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?