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次世代のババア達へ(10代20代は読んで欲しい。他の年代は読んでも読まなくても良い。)
20代の若者に問う。
適齢期とされるアナタ達くらいの年齢になると『早く結婚しなさい』って、何で周りの大人達は言うんだと思う?
それはね、早い方がいいからよ。
じゃ、一体何が「いい」のかってところよね。
そこをちゃんと説明してくれる、もしくは説明出来る大人はアナタの周りにどれだけいるのだろうか。
若い年齢で結婚することのメリット
それは圧倒的に気力体力が余っていることだ。
赤ちゃんの頃は夜泣きで起こされたり、歩けるようになってからは常に危なくて目が離せないし、すぐに具合が悪くなるので頻繁に病院へ行かなくてはいけないし、常に散らかすので常に片付けなくてはならない。
とにかく恐ろしい程の気力体力が抉られる。それが育児なのだ。
もちろんDINKs (Double Income(共働き)No Kids(子どもを持たない)夫婦)として結婚生活を送るのであれば、特に年齢を気にして結婚する必要はないだろうけど。
若い年齢で結婚することのデメリット
それはやはり、自分だけの為にお金も時間も使えなくなることだろう。
家族の為に使うことになる。自分の優先順位が下がる。それはやむを得ない。
もう少し夫や祖父母など、周りの人達が手助けになればいいのだが、大抵の場合そう思い通りにはならない。
なんなら、自分の両親や相手の両親の介護と重なる可能性すらあるのだ。
自分が自分の人生を思いっきり謳歌出来るのだって、若い時だけなのだ。そんな時期に、人の世話ばかりをするのは、大抵の人間は苦行だと感じるに違いない。しかも、育児も介護もいつ終わるか、ハッキリとは分からない。思っていた以上に長引く可能性だってある。いつ苦行が終わるか分からないのだ。辛い。
これは、人間いつ死ぬかなんて分からないのだから、終わりの分からない苦行なんて間違いなくデメリットなのだ。
晩婚のデメリット
これは本当にいろいろある。
まず、気力体力が衰えているのだから育児はしんどいものになる。専業主婦でも疲れるのに、兼業主婦なら言うまでもない。
さらに自分に更年期がきていたら?
自分が心身ともに辛い時に人の世話をするのは、想像を絶する程に辛いものだ。
それから、高齢出産のリスクがある。
高齢出産のリスクもいろいろあるが、例えば、産道や子宮口が硬くなっているため難産になりやすい。さらに、産後の回復も遅い。回復しないまま、毎日寝不足で家事育児をする。誰でも簡単に出来る事ではない。
それから、高齢出産だと障害児が生まれるというリスクもある。
高齢出産で胎児に障害が発症しやすい理由は、加齢により卵子も老化していることが大きく関係しているそうだ。卵子の老化で、染色体に異常が起こる頻度が増えるらしい。
初めての子育てで不安な中、さらにそれが障害児となると、子への配慮が増えるし、行動の観察もよくしておかないと危険な事も多い。
四六時中、子供に付きっきりになり、家事も疎かになってしまうこともある。
とはいえ、人生どこかのタイミングで誰もが何かで苦しむ事になるのだ。
そう。
「人生、チョロかった〜!」とTBSのドラマ カルテットの有朱のような言葉が出る人は、そうそういないだろう。
人間みんな人生のどこかのタイミングで誰もが何かで苦しみ、足止めされるような時間を過ごすことになるのだ。
それが、早いか遅いかだけのこと。
私個人としては、たった一回きりの人生で、仕事での成功も家庭も子供も、何もかも手に入れようなんて烏滸がましいとすら思っている。
ましてや、苦労や人生の試練は、思わぬ時に突然向こうからやってくるのだ。時期は選べない。どのくらい足止めさせられるのかも分からない。
だからこそ、自分の貴重な時間と命をどこに集中させるかが大切なのだ。
つまりババアが若者に言いたい大切な事は【自分は何を思いっきりしておけば老いた時に後悔しないで済むのか】を本心とよく話し合って10代のうちに(仮)で決めておけ!ということ。
だから、要は「若くて元気な時を『何に』使うか」だと思う。
気力体力のあるうちに育児に使うのか。
それとも、仕事に使うのか。
それとも、海外旅行に行ったり推しを推せるだけ推したり、遊びに使うのか。
「全部!」と欲張ると多分どれも上手くはいかない。世の中そんなにイージーには出来ていない。
ある程度、的を絞ることが必要なのだ。
20代半ばくらいの若者には、それをよく考えて行動して欲しいと思う。
別に結婚が人生じゃないし、仕事が人生でもない。でも、遊んでばかりはいられない。
後悔しないモノに若い時を使って欲しいのだ。
もちろん遊びも大事だが、それをメインにすると心身共に壊れていく。遊びはデザート、もしくは箸休めなのだ。
貴重な10代20代を、自分ではなく推しに時間とお金を使い過ぎると30代になって、何も無い自分の人生に絶望するから気をつけろよ!という話でもある。
つまりこの話は「使命」の話だ。
使命とは、命の使い道のこと。
日々、減っていく命をどう使うかなのだ。
「オバサン達へ 若さへの嫉妬はやめましょうね」への答え
オバサン達へ
若さへの嫉妬はやめましょうね
というポストがが最近炎上していたけれど、仕事であれ育児であれ、その両方であれ、遊びであれ、自分の使命を全うしてきたオバサンであれば、若さという脆い鎧に嫉妬などするということは本来ならば無いのだ。私はそう思っている。
若い時の無敵さなんて、マリオでスターを取った時くらいなもんで、本当に短い時間だけ特別に無敵でいられるだけなのだ。
それを永遠に続くと勘違いしていると、中年になってから痛い目を見ることになる。
多分、そうなってしまったオバサンが若さに嫉妬するんだと思うよ。
若さってのは資源。
尽きたら終わり。
大事に使え。
そして、つまり、アレだ。
そんな脆い鎧(若さ)に頼らずに、インナーマッスル(能力)を鍛えてアナタの人生好きにしろ!ってことよ。
ほなまた。