見出し画像

「パレスチナ詩アンソロジー」を読んで

現代詩手帖2024年5月号
特集「パレスチナ詩アンソロジー
抵抗の声を聴く」を読んだ感想です

リフアト・アルアライールについては
あまりにも有名で、
何度も紹介してきましたので
その教え子のアリア・カッサーブさんの詩
「人間・動物の日記」について書きます

ご存じの方も多いと思いますが
イスラエルの国防大臣ガラントが、

「我々は、人間・動物と戦っているのだ」

と言った
その言葉を受けて書かれた詩です

以下、部分引用です

>その直後、
彼(リフアト)は殺された
衝撃はうけなかった
私は彼が、
わたしたちから離れることになると知っていた
わたしは知っていた
イスラエルは、わたしたちから、
宝物のように大切なものを盗むと
それなのに、
この人間・動物は、
はげしく泣いた

ガザに生きる人々を
「人間・動物」と呼ぶ
ガラントの非人間性と
アリアさんの
人間的な美しさとが
そのコントラストにおいて
あまりにも強烈で
読むもののこころを打ちます

彼女の恩師であったリフアトは
パレスチナの学生に対して
イスラエルの人々に対する差別的な言動を
決して許さない人であった
ということも併せて紹介しておきます

#ガザ
#パレスチナ
#現代詩
#パレスチナ詩
#リフアトアルアライール
#アリアカッサーブ
#人間動物


いいなと思ったら応援しよう!