自分史7(始めてアークへ行く)
安田先生のことを調べてみると、ジ アーク カンパニーというところの予約を取れば良いらしいことがわかり、家から結構近く、私が中学受験するとき通っていた塾の近所で、とても不思議な感じがしました。
緊張をしながら電話をして、予約を取らせていただいて、ジ アーク カンパニーを尋ねると、安田先生にとても丁寧に出迎えていただいて、ホッとしました。
もう6年くらい前のことで、おぼろげな部分もありつつ覚えていることを書かせていただきます。
「どういった問題がありますか?」との安田先生の問いかけに、
私はもうずっと中学生の頃から毎日、「今日は眠れるのか」と不安で気が狂いそうで、対人恐怖もあり、とてもフルタイムで働く自信もなく、ただ眠れさえしたら気合いで頑張れるような気もする。
不眠だと頭が働かず仕事でケアレスミスをしたり覚えられなかったりすることがあるから現実的に困る。
今まで薬を飲んでも気持ちが緩む感じもしなく、眠りにつくことが難しかった等を伝えました。
安田先生は「気の休まる時が一瞬もない状態だったんですね」と言われ、
私は「ああ、確かに私はそうだった」と気がつきました。
そして先生は「一番辛かった中学生の時に、気の休まる空間へ行けたとして、そこはどんな空間ですか?」と私に質問しました。
そんなこと多分今まで考えたことなかったな、と思いながら想像すると、子供の頃読んだ絵本の風景が出てきました。
それは子供達が茜色の雲のうえで遊んでいるというシーンでした。
「夕日の雲のうえでリラックスしてまどろんで寝そべっています」
想像すると、確かにとてもいいものに思えました。
先生は、
「物事を変えるにはまず何かをやめて(STOP)、
変化を起こし(CHANGE)
そして始めます(START)。
まず物事のお題を決めます。〜しますようにの〜の空欄を埋めて願い事を決めます。」
と教えてくれ、私にいろいろと質問をしてくれ、私は実家にいると牢屋にいるみたいに感じていること、母から自立して出ていけとせっつかれ自分でも出ていきたいのにプレッシャーに負けて眠れなくなり、出ていけないという負の悪循環になっている、日常生活においてもし眠れなかったら生活が破綻してしまう、それが常に頭にあってしまうということなどを整理することができ、
お題は『解放されますように(呪縛がこれ以上続きませんように)』と先生が導き出してくれました。先生は、
「STOPは、まずベッドで眠ることをやめてみましょう。
配置を変えるのもオススメです」
と言われ、ベッドの配置はしょっちゅう変えましたが効果がありませんと伝えると、
「そうしたらマットレスをひいて床で寝るようにしてみませんか?」
と提案していただきました。
最初のセッションではSTOPする方法を教えてもらい、次回予約を取って終了しました。
終始安田先生は優しく、丁寧に対応してくれました。
何より、今まで悩みを他人に話しても、
私「眠れなくて、ほんとに」
他人「眠れるでしょ。」としか言われなかったり、
「朝起きれば」とか「運動すれば」とか言われるのがオチで、どこか「努力が足りないんじゃないの?」と軽蔑されてしまううえに何も解決しないという感じだったのが、
安田先生はそれら一切なく、話を淡々と聞いてくれたので、それだけでもとてもほっとして救われたような感じがしました。
セッションが終わった後、こんなこと、起きるんだな?とどこか半信半疑で、来るところまで来れたのかもしれないと感じていました。
答えって案外とても近くにあったんだな?と感じました。