自分史5
カフェでのアルバイトは、従業員同士が友達のような距離感で、女性の店長さんも可愛がってくれる感じがあって、対人恐怖は相変わらずありましたが、嬉しい経験もできつつ、バイトをこなすことができました。
本屋でのアルバイトでは、すごく人との繋がりに飢えていて、寂しくて仕方がない状態で、ほんの些細なコミュニケーションの、例えば冗談で笑い合えるなどができただけでその日すごく嬉しく感じていました。
でも、プライベートで友達を作ろうとまではあまりしませんでした。
カフェのアルバイトではお茶に誘ったり、そういう交流が結構できる空気もあり、なるべく積極的にいきたいなと思いつつ、やはり苦手な子というのは存在して、悩みもありました。
その頃自分が週5日働けないことをどのように考えていたのかというと、
ずっとずっと、片時も忘れないで悩んでいた問題でしたが、
人が怖くて毎日働くというだけで毎日眠れるのか不安になってしまう。
でも本屋で働いていた最初の方は14時に起きていて、
2度目の短大で朝起きつつ、バイトも週2日ほどできるようになり、
少しづつだけど眠るということへの恐怖がなくなっていていましたが、
きちんと働こうとしても破綻してしまって迷惑かけることも経験していたので、
運よく人間関係こなせる環境のところで少しづつ頑張るしかないかな、と思っていました。
カフェのアルバイトを1年ほど続けた後、仕事にも慣れてきたし、同じ仕事内容のところであれば、チェーン店の別の店舗でも働けるのでは、と思い始めました。
カフェのアルバイト先は自宅から40分ほどかかるところで、近いところの方が現実的だと思ったし、きっともうどこでもやれるって、挑戦したくなったのかもしれません。
自宅から一駅のところに変えてもらうことにしました。
元のお店の子たちは寂しがってくれ、寄せ書きを書いてくれたりして、そういう経験に乏しかった私は本当に嬉しかったのを覚えています。