2011年3月11日のこと
こんにちは みずしなうりみです
覚えてますか?東日本大震災のときのこと
ちょっと綴っていきますね、
東日本大震災の時、小6
会津に実家がある担任の先生の社会の授業中、先生の無駄話(というか雑談、先生曰く"無駄話")の途中だった
ぼくの地域は東京の田舎なので田植えをするイベントがあり、自分で植えた稲から1合ぶんのお米をもらった日だった
小学校の棟、3階 当時は緊急地震速報のアラートとかなくて
3階の教室だから余震で気づいた
「ちょっと揺れてない?」ってなった
先生が「机の下に隠れて!」って言った
みんな机の下に隠れた
すごい大きな揺れがきて、机が動いてスライドして、机すら信じられなくなった
もらったお米の袋を握りしめながら
「自分で植えたお米、ままとぱぱに食べてもらわないまま死んじゃうんだな」と思った
男の子たちは「揺れる!楽しい!」って騒いでたけど、ぼくはそれどころじゃないし
頭を守ってくれる机が倒れないように必死に机の足を掴んでた
地震が収まって、微振動に変わった
先生が「校庭に出るから防災頭巾かぶって並んで」と言った
ぼくはチビなので1番前に並んだ
先生は、実家が福島県の会津にあることを教えてくれてすごく心配してたけど児童の前だから気丈に振る舞っていたし、めちゃくちゃ怖がってるぼくを馬鹿にして気を楽にしてくれた
校庭に出て、ちょっとまだ揺れてた気がするけど
おちゃらけた男子が「ブラジルの人!聞こえますかー!」って地面に向かって叫んでて面白かった
揺れが収まって、教室に戻った
先生が言った「実家が流された」 とても衝撃的で怖かった 先生の家族は全員無事だったそうだけど
下校時、大体みんな親が迎えにきていた
ぼくは両親共働き、鍵っ子
親は迎えに来れるはずない、ぱぱは従業員を守らなきゃいけないし、ままは電車通勤だし
集団下校なはずなのにみんな親と帰った
ぼくは1人で防災頭巾を被ったまま走って家に帰った
全然泣きながら走りました!とても怖かったので!!
家にはチワワの愛犬「リッキー」がお留守番をしていて、虐待されてたところを保護した犬なので子供が嫌いでぼくに懐いてなかったけどその日だけ、すごく怖がって震えてたから、帰ってきてランドセルぶん投げて抱きしめた
ちょっと「ヴゥ💢」って言ってた
リッキーはお布団の上で寝るのが好きだったから、当時は家の2階でお留守番をしていた
すごく揺れてすごく怖かったんだと思う
家は特に壊れたりはしてなくて、食器棚の扉が開いてたりしただけだった
2階でリッキーを抱きしめてたら余震が来た
慌ててリッキーを抱っこしたまま1階に降りて裸足のまま外に出た
地震が来たらドアをすぐに開けないと、閉じ込められるって先生に聞いたから
そしたら近所の人も外に出ていて、安心した
その後はままとぱぱの帰りを防災頭巾かぶって家で待ってた
リッキーはぼくに抱きつかれるのが嫌だったみたいで噛みついて自分の陣地(ソファー)にいった
俺様チワワ可愛すぎる…噛まれても愛です
13歳で末期癌で死んじゃったけどね!虹の橋渡ってそこで待ってな、何年かしたら迎え行くから
ぼくがいっても「なんでお前が来るんだよ」って思うかもしれないけどね
とても怖い経験でした
何年も経つけど絶対に忘れられない
風化させちゃいけないよ
あんなに怖いことはそうそうないんだから
てか、今考えると近所にお友達いたし、一緒に帰らせてくれてもよくない?
薄情な親たちだな…💭