麻雀点数計算解説 - 翻数計算編
麻雀の点数計算は、役の成立だけでなく、符や翻数の組み合わせによって
決まるため、初心者にとって難しく感じるポイントのひとつだと思います。
ということで、今回は麻雀の点数計算の解説をしていきたいと思います。
麻雀点数計算の流れ
下のステップで点数計算できます。
ステップ１：飜数を数える
ステップ２：符を計算する
ステップ３：点数計算をする
たったこれだけで点数を計算できます。
今回の記事では翻数計算だけに絞って解説していきますが、
ステップ2,3については次の記事で書いていきたいと思います。
翻数計算
麻雀は、手牌によって点数を得られます。
翻は、あがったときの役とドラによって決まります。
ドラ
ドラを持っていると、1枚につき1翻が加算されます。
以下の場合、ドラの四筒が3枚あるため3翻得られます。
役
手役が成立していると、成立した手役につき決められた翻数が加算されます。
立直 (リーチ)
翻数 門前：1 鳴き：なし
立直を宣言した状態であがる。
門前清自摸 (ツモ)
翻数 門前：1 鳴き：なし
自分でツモった牌であがるあがる。
役牌 (ヤクハイ)
翻数 門前：1 鳴き：1
白發中、または自風・場風で刻子をそろえると成立する。
断么九 (タンヤオ)
翻数 門前：1 鳴き：1
2～8の数牌でそろえると成立する。
平和 (ピンフ)
翻数 門前：1 鳴き：なし
4つの順子と役牌ではない牌の雀頭でそろえると成立する。
両面待ちである必要がある。
三色同順 (サンショクドウジュン)
翻数 門前：2 鳴き：1
萬子・筒子・索子で同じ並びでそろえると成立する。
一気通貫 (イッキツウカン)
翻数 門前：2 鳴き：1
同じ種類の牌で123・345・678をそろえると成立する。
混一色 (ホンイツ)
翻数 門前：3 鳴き：2
1種類の数牌と字牌だけでそろえると成立する。
清一色 (チンイツ)
翻数 門前：6 鳴き：5
1種類の数牌だけでそろえると成立する。
七対子 (チートイツ)
翻数 門前：2 鳴き：なし
同じ牌を2枚ずつそろえると成立する。
対々和 (トイトイ)
翻数 門前：2 鳴き：2
4つの刻子をそろえると成立する。
一盃口 (イーペーコー)
翻数 門前：1 鳴き：なし
まったく同じ順子を2組つくると成立する。
二盃口 (リャンペーコー)
翻数 門前：3 鳴き：なし
一盃口を二組つくると成立する。
混全帯么九 (チャンタ)
翻数 門前：2 鳴き：1
1・9に絡んだ牌と字牌のみで作ると成立する。
純全帯么九 (ジュンチャン)
翻数 門前：3 鳴き：2
1・9に絡んだ牌のみで作ると成立する。
三暗刻 (サンアンコ)
翻数 門前：2 鳴き：2
自力で3組の刻子を作ることで成立する。
小三元 (ショウサンゲン)
翻数 門前：2 鳴き：2
白發中のうち1つを雀頭にして、残りを3枚そろえることで成立する。
三色同刻 (サンショクドウコウ)
翻数 門前：2 鳴き：2
萬子・筒子・索子の同じ数字で3枚そろえることで成立する。
混老頭 (ホンロウトウ)
翻数 門前：2 鳴き：2
1・9字牌で対々和または七対子を作ると成立する。
三槓子 (サンカンツ)
翻数 門前：2 鳴き：2
三回槓してあがると成立する。
一発 (イッパツ)
翻数 門前：1 鳴き：なし
立直をして1巡以内に上がる。
両立直 (ダブルリーチ)
翻数 門前：2 鳴き：なし
最初の捨て牌で立直をする。
海底摸月 (ハイテイ)
翻数 門前：1 鳴き：1
最後の1牌のツモであがる。
河底撈魚 (ホウテイ)
翻数 門前：1 鳴き：1
最後の1牌でロンする。
嶺上開花 (リンシャンカイホ―)
翻数 門前：1 鳴き：1
嶺上牌であがる。
槍槓 (チャンカン)
翻数 門前：1 鳴き：1
他家の槓であがる。
国士無双 (コクシムソウ)
翻数 門前：役満 鳴き：なし
么九牌13種すべてあつめどれか一つを雀頭とすることで成立する。
13面待ちにすることで二倍役満になることもある。
四暗刻 (スーアンコ)
翻数 門前：役満 鳴き：なし
自力で4組の刻子を作ることで成立する。
大三元 (ダイサンゲン)
翻数 門前：役満 鳴き：役満
三元牌3つとも刻子か槓子でそろえると成立する。
小四喜 (ショウスーシー)
翻数 門前：役満 鳴き：役満
風牌のうち、三種類を刻子または槓子で残り一種を雀頭として、使用してあがると成立する。
大四喜 (ダイスーシー)
翻数 門前：役満 鳴き：役満
風牌で4面子を揃えたときに成立する。
小四喜と分けるために二倍役満にすることもある。
九蓮宝燈 (チューレンポートウ)
翻数 門前：役満 鳴き：なし
1112345678999と任意の数牌の形の清一色でそろえると成立する。
9面待ちにすることで二倍役満になることもある。
緑一色 (リューイーソー)
翻数 門前：役満 鳴き：役満
緑色の牌だけでそろえると成立する。
發なしで作ることで二倍役満になることも稀にある。
字一色 (ツーイーソー)
翻数 門前：役満 鳴き：役満
字牌だけでそろえると成立する。
清老頭 (チンロート―)
翻数 門前：役満 鳴き：役満
1・9牌だけでそろえると成立する。
天和 (テンホー)
翻数 門前：役満 鳴き：なし
親が配牌の状態であがると成立する。
地和 (チーホー)
翻数 門前：役満 鳴き：なし
子が最初のツモであがると成立する。
四槓子 (スーカンツ)
翻数 門前：役満 鳴き：なし
4回槓してあがると成立する。
二倍役満になることもある。
翻数計算の例
ここでは翻数計算の例を示していきたいと思います。
例1：
上のような場合、立直・門前自摸・断么九・平和・一盃口・ドラ2で7翻になります。
例2：
上の場合は、門前自摸・平和・一盃口・純チャンの6翻です。
一筒、二筒、三筒を暗刻として考えてみると門前自摸・三暗刻で3翻にしかならないので一般的には門前自摸・平和・一盃口・純チャンが採用されます。
まとめ
・それぞれの役に翻数が定められている。
・ドラ一つにつき一翻プラス。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
他の記事では、符計算について解説していくと思いますのでよろしければ見て頂けると幸いです。