見出し画像

麻雀点数計算解説 - 符計算編

前回は翻数計算の解説を行っていきました。
今回は符計算の解説をしていきます。
前回の記事を見ていない方はぜひ見てみてください。


符計算

前回も開設した通り、符は麻雀の点数計算で使う一つの要素です。
符は、5つの要素をすべて足し合わせたものを1の位で切り上げすると計算できます。

要素1:基本符
要素2:
あがり方
要素3:面子の形
要素4:雀頭の種類
要素5:待ちの形

この5つに分けて解説していきます。
また、例外もあるのでそれも最後に解説していきます。

要素1:基本符

基本符(副底)とは、あがると無条件で必ず与えられる20符のことです。
あがることのできたボーナスのようなものだと思ってください。

要素2:あがり方

あがり方によって符数が変わります。
ツモの場合は2符、
門前ロンの場合は10符、
鳴いてのロンの場合は0符、
になります。ツモの場合、門前かどうかは関係ありません。

要素3:面子の種類

明刻、暗刻、明槓、暗槓の場合のみ符が加算されます。
順子の場合、符は加算されません。
また、么九牌か中張牌かによっても符数が変わります。

順子
么九牌、中張牌にかかわらず0符です。

順子の例

明刻
么九牌の場合4符、中張牌の場合2符です。

明刻の例

暗刻
么九牌の場合8符、中張牌の場合4符です。

暗刻の例

明槓
么九牌の場合16符、中張牌の場合8符です。

明槓の例

暗槓
么九牌の場合32符、中張牌の場合16符です。

暗槓の例

要素4:雀頭の種類

雀頭が役牌の時のみ2符加算されます。

要素5:待ちの形

待ちの形によっても符がもらえます。

両面待ち
↳ 未完成の順子の両端の牌を待つような形
この場合符は加算されません。

両面待ちの例:この場合、六八萬待ち

シャボ待ち
↳ 2つの対子のうち一つが頭、もう一つが刻子となるような待ち方。
この場合符は加算されません。

シャボ待ちの例:この場合、二筒と白待ち

辺張待ち
↳1,2または8,9のような1つの面子の端の数字がないような形で待っているものを指す。
この場合2符加算できます。

シャボ待ちの例:この場合、三索待ち

嵌張待ち
↳真ん中の数字がない状態で待っているものを指す。
この場合2符加算できます。

嵌張待ちの例:この場合、五筒待ち

単騎待ち
↳雀頭を待っているような形のこと。
この場合2符加算できます。

単騎待ちの例:この場合、中待ち

待ちは、基本的に符が高くなるように考えます。
例えば、以下の状況だとどうでしょうか?

ここで四萬をツモったとします。その場合、一四萬の両面待ちと四萬の単騎待ちどちらとも解釈できます。この場合、符の高い単騎待ちとして考えます。

いくつか例を示してみましょう。
例えば以下のようなものは何符になるのでしょうか?

三筒ツモ

それぞれの要素に分けて考えてみると、
要素1:
基本符   あがったので符が+20
要素2:
あがり方  ツモあがりなので+2
要素3:面子の形  中張牌の暗刻と幺九牌の明刻があるので+8
要素4:雀頭の種類 雀頭が白なので+2
要素5:待ちの形  嵌張待ちなので+2
のようになります。これらをすべて足して32、一の位を切り上げて40。
よって、この場合40符になります。

例外

例外を解説していきます。
符計算の例外は3つあります。

①七対子
ツモ、ロンどちらでも25符となります。

②平和ツモ
平和ツモはどんな時でも20符となります。

③食い平和のロン
食い平和とは鳴いた平和形のことです。例えば、下のような状況の物です。

このような状況の場合必ず30符となります。

まとめ

・基本符+あがり方+面子の形+雀頭の種類+待ちの形の一の位を切り上げることで符を求められる。
・七対子、平和ツモ、食い平和ロンの時だけは例外的な計算をする。


最後まで読んでくれてありがとうございます。
よろしければ、他の記事も読んでいただけると嬉しいです!

いいなと思ったら応援しよう!