見出し画像

ITEGパラレルワーク&キャリア研究会

ITEG(企業IT力向上研究会)は2008年に発足した企業コミュニティです。現在の参加企業は29社。「実行可能なベストプラクティスの作成」をモットーとして、テーマごとに部会とよばれるグループを形成し、1年単位の研究活動を行っています。
発足から13年が経過していますが、当初情報システム部門中心のコミュニティであったことから、IT戦略、アーキテクチャ、ベンダー管理、ネットワークなどIT寄りの研究テーマが多く取り上げられました。しかし、昨今のデジタルトランスフォーメーション(DX)の流れをうけ、ITはビジネスの中枢を担うことから、IT部門運営のテーマだけでなく、経営のかじ取りに大きく影響するようなテーマが増えてきました。
私が所属する「パラレルキャリア部会」もそのひとつです。
2018年、厚生労働省はは「働き方改革実行計画」において、『人生100年時代を迎え、若いうちから、自らの希望する働き方を選べる環境を作っていくことが必要であり、副業・兼業などの多様な働き方への期待が高まっています。副業・兼業は、新たな技術の開発、オープンイノベーション、起業の手段や第2の人生の準備として有効とされており、「働き方改革実行計画」において、副業・兼業の普及を図る』としています。
我々研究部会では、この動きをポジティブにとらえ、新たなキャリア形成としてそこに一歩踏み出すには、どのような意識や行動が必要であるかを考察するとともに、時間や情報管理など制約となる負の側面にも目をむけ、普及推進に向けたベストプラクティス作成を目標に活動を行っています。

本部会の発足は、2020年1月。ちょうどコロナ禍で、対面での活動が制限され約2年間、オンラインを中心にディスカッションを行ってきました。
1年目の活動では、”副業”という働きかたが個人にどのようなメリットをもたらすかを中心に議論を行い、そこには物理的(金銭的といってもよいでしょう)な2つ以上の職業を持つという単純な行動ではなく、”キャリア”として社会から複数の側面をもつことがいかに重要であるかを学び、部会の名称も「パラレルキャリア部会」と改名し、一区切りをつけました。
2年目である2021年は、副業という方法を活用する企業に焦点をあて、運営しています。さまざまなメリット・デメリットを洗い出すことができました。
実行可能なベストプラクティスを目指す我々は、机上の討論だけでなく、「自ら実行」とモットーとして活用してきました。本サークルでは、参加した各企業のメンバーが、ディスカッションした内容を独自の視点で整理し、記事として執筆します。是非、われわれのアウトプットに触れていただき、ご感想・ご意見いただければ幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?