少し癖のあるシャツ①

2023年8月13日 15:39

m's braque(エムズブラック)
「モードとクラシックの間のリアルクローズ」
表層的なデザインだけでなく、カッティングや流れる曲線を大切にし、着心地とデザインを両立。
艶や色気を大切に、テーラリングをベースとしながら独特の「抜き」が内在する。

ショップによって、そして着る人によって印象が大きく変わるのも魅力と感じるm's braque。
他にない雰囲気をもつのは長年フランスに住むデザイナーがヨーロッパ各地のヴィンテージやデッドストックの生地に触れてきた感覚によるものなのか、独自のパターンによるものなのか。
色気、艶、癖を感じますがそれを思いっきり前に出すのか、コーディネートのちょっとした違和感として落とし込むのかで印象が大きく変わります。
思いっきり洒落込みたい方も、サラッとお洒落を楽しみたい方もおすすめです。

本日ご紹介するのはそんなｍ's braqueのシャツになります。
今シーズンは僕の大好きなジャケットをたくさん仕込みました。
そんなジャケットの下に着て欲しいちょっとだけ癖のあるシャツをご紹介します。

m's braque / OVER SIZED LONG POINT SHIRT
color :WHITE , PINK
size : 38,40
material:COTTON 64% POLYESTER 36%
price : ¥29,700(in tax)

最大の特徴はクラシックでアダルトな雰囲気を漂わせている長い襟先じゃないでしょうか。
カジュアルな印象となる小ぶりな襟のシャツが世の中に多く出回る中、クラシックなデザインとも言えるロングポイントの襟は非常に魅力的に写りました。
是非ジャケットの下に着てください。
また、普通のロングポイントではなく少し曲線をとりいれた遊びもくすぐられます。
「普通のレギュラーカラーにしようとしたけどやっぱやめた！伸ばす！」
みたいな。笑

シルエットは身幅たっぷりのオーバーサイズながら着丈はスッキリ目で一枚でも着やすくなっております。
身幅とのバランスやボタンの位置から、まるで着丈をお直しに出したかのように着丈はスッキリ。
ふとした違和感が楽しいです。

袖付はピポット・スリーブという袖下に余裕をもたせる方法。
２枚袖でジャケットのように前振り+カーブの癖付けもできています。
物理的なスペースと人体構造的な造りによって着心地はすごくいいです。
背中の丸みに沿ってカーブしたヨークは、袖付のシームに繋がって見た目にも美しいです。
生地やデザインに目が行きがちなエムズブラックですが、ビスポークやパタンナーからキャリアをスタートしているデザイナーらしく造りも非常に丁寧です。

生地はコットンとポリエステルのオックス生地。
アメリカ的ではない艶感が美しいオックスになります。
艶美しい２つ穴のボタンがついてますが、その艶美しさに生地が負けていません。
ベーシックなホワイトとピンク。
どちらにするか迷いますが、いまのところピンクを買ってスーツを着る機会があれば合わせたいと思っています。